CROSSTALK

今回インタビューするのは、新人職員4人。
志望動機や現在の仕事、そして人形峠環境技術センターの環境について話してもらいました。

  • 澤山 兼吾

    環境保全技術開発部
    処理技術開発課

  • 西脇 大貴

    環境保全技術開発部
    処理技術開発課

  • 植永 一生

    環境保全技術開発部
    環境技術開発課

  • 浅井 祐哉

    環境保全技術開発部
    施設管理課

※内容、役職等はインタビュー当時のものです

Interview 01

西脇
皆さんどこでJAEAを知りました?

植永
それいい質問ですね!僕は大学の研究室の先生がJAEAのOBでした。その縁で人形峠を見学させてもらって、日本が抱える放射性廃棄物が入ったドラム缶の山を目の当たりにし、この問題を解決しなければいけないなと感じて志望しましたね。

西脇
うんうん、で本音は?

植永
やっぱり研究所ってかっこいいじゃないですか!!

一同:

(笑)

浅井
僕は、高校で声をかけて貰った時に色々調べたら、福利厚生の面と完全週休二日できっちりしていたからですね。実際、休みもちゃんと取れていますし。

澤山
取れない会社もあるので、大事ですよね。

西脇
自分は所属している研究室に、たまたま人形峠センターの方が訪ねて来られて知りました。学生のころの研究は水(雨、川、海)による物質循環や循環中に物質を吸収する植物について行っていて、机上ではなく実際に現場で起きていることから自身のアイデアや行動で検証し発見することを行っていたので、自分自身が現場に従事して体感したものを活かして研究や技術開発したいと思っていました。
あと、人形峠は研究機関であるとともに廃止措置を行う事業所でもあるため、現場レベルで発生する問題点や課題を解決するための研究開発をしているところが自分の現場ベースでの研究技術開発をしたいという思いと一致しました。
あとは、人形峠はウラン鉱山の廃止事業が、水と植物に与える影響等、自身の研究テーマと重なる部分があったので、人形峠を志望しました。

植永
すごい、本音も優等生!出来が違う!!

一同:

(笑)

澤山
私は人形峠環境技術センターの人と共同研究で知りましたね。当時、技官になりたかったんですけど、まだ研究者になる夢も諦めきれなくて、その両方ができそうだなと思いました。特に配属になった部署は、一人が幅広く仕事をしているので、自分に合っていると感じますね。

Interview 02

澤山
大学時代はいつ来ていつ帰ってもいい感じだったので大学で作業していると、どうしても大学にいる時間が長くなり、帰りがとんでもない時間になったりしていましたが、今は規則正しい生活をしているなって思いますし、働く時間も大学での作業時間に比べると、短いと感じています。

西脇
JAEAは国の機関なので、入る前は働いている人もお役所系の堅苦しい感じだと思っていましたが、配属になった部署はそこまで厳しい感じではなくて、上下関係もあまりなく、結構色々と自由に仕事させてもらっているので、びっくりしましたね。

澤山
研究室の延長のようなイメージを抱いていました。

西脇
そうそう。

澤山
あと、お堅いイメージという意味では、何をするにしても作らなきゃいけない書類は一般企業より多いのかなと思います。何をするにもマニュアルを作成したり説明が必要であったり、そういう面はお役所って感じがしますが、その他は西脇さんと同じで、あまり厳しいとは思わないですね。

植永
僕は逆に思ったより結構固いイメージがあります。研究機関なのでもう少しラフな感じだと思っていたので、意外と固いなって思いますし、たまに窮屈だなって思うところもありますね(笑)服装とかもっとラフになりたいですね。

西脇
服装そんなに厳しかったっけ!?

植永
部署にもよると思いますけど・・・。

澤山
なるほど(笑)

浅井
入った部署によるかもしれませんが、原子力研究開発機構って名前なのに、僕は、原子力に係る仕事をしていないことにギャップを感じます。

植永
放射性物質を扱うのは、この4人の中だと西脇さんと澤山さんの課ぐらいか。

浅井
だと思いますね。

植永
僕も原子力に係る研究機関と言いつつも、全ての業務が原子力に関わっているってわけじゃなくて、とても多様な研究をしているんだなと思いました。

Interview 03

植永
日本で原子力に関する唯一の研究機関なので、末端でもその業務に携われていることは、非常にやりがいですね。

浅井
僕は電気科卒なんですが、今担当している仕事は、電気とはあまり関わりのない仕事なんですよ。でも電気のこと以外も積極的に学んで知識を幅広く自分のものにして今後に活かせるようにしたいと思います。

西脇
急に大人な回答。

澤山
急に真面目。

浅井
まぁ、すぐには無理ですけどね!

一同:

(笑)

西脇
僕は澤山さんとプロジェクトをいくつか任せてもらっているのと、プラスαで部門長ファンド(機構内の研究企画)などは僕らが主体でやらせてもらっているので、そういった面でやりがいを感じますね。ちなみに澤山さんが部門長ファンドを取って120万円獲得しました。

澤山
そう。廃液の電解処理の研究で、取っちゃったんですよ。

一同:

すごい!!!

澤山
ネタは上司からもらって、企画書は自分で作成しましたね。内部資金なので取ってきたっていうと変な感じですけど競争勝ち抜いて、こうやって結果がでるのは嬉しいですね。今はメインでこの研究に携わっています。

植永
脱帽ですね、すごい…。

Interview 04

澤山
技術員※1になって現場で分析などの研究を続けていきたいですね。

西脇
僕も自分の手足を動かして仕事していきたいので技術員になって現場に出ながら今の研究を続けていきたいですね。まだ漠然としていますが。

浅井
僕の直属の上司が周囲から信頼されている姿や若くしてチームリーダーを担っているのを見るとそんなかっこいい人になりたいと思います

植永
僕は博士課程を考えていて、今後、社会人ドクターにも挑戦しようと思っています。あとは、放射線取扱主任者などの資格を取得し、より原子力に関する理解を深め、どのような現場に行っても対応できる力をつけたいと思っています。

※1 機構内の人事制度の中で、業務実績、実務経験、取得資格、論文、技術報告書の執筆等一定の基準を満足すると技術員に認定されます。

Interview 05

西脇
ブヨ(虫)が多い(笑)居室にブヨがよく入ってきますね。

澤山
あー確かに。上司が戦っていましたね(笑)

西脇
あと、この前実家(大阪)に帰ったときに、スーパー行ったら「めっちゃ人多いな」って思いましたね。普通のスーパーなのに!

一同:

(笑)

澤山
私はもともと人混みが好きではないので、この環境は居心地いいですね。人口密度も大学時代に住んでいた仙台より少なくなって(笑)。車の免許がなかったら、不便を感じていたかもしれませんが、今は特に不便は感じないですね。買い物の頻度が減って一度に買う量が増えた感じです。

植永
休日は何していますか?

澤山
これまで大阪とか香川に出かけたりしましたね。妻が島に住んでいたので陸続きでいろんなところに行けるのが楽しいみたいです。3時間かけないと島を脱出できない感じの所に住んでいたので3時間で行ける大阪や香川は近いみたいです。一時期口癖が「いいじゃん!陸続きだし!!」でしたよ。

一同:

(笑)

浅井
出身は地元(鳥取県)ですけどオススメは温泉ですかね。

西脇
温泉が近くにあるっていいですよね!仕事終わりに足湯とか温泉に行けるし。休日、同じ寮に住んでいる副所長から「今日天気いいから山に登ろうよ。」って誘われて、三時間かけて笠菅峠泉山を登り、お昼食べて、そのまま温泉に入って、ビールを飲むっていう。あれは最高の休日でした。

浅井
それは最高ですね!

植永
僕は神戸から来て鳥取県に住んでいますけど、いいところはやっぱり人が少ないところですかね!

一同:

(笑)

浅井
鳥取県で言うなら、赤碕(地名)の海鮮とか美味しいですよね。

植永
日本海もきれいですよね!

浅井
浦富海岸とか綺麗ですよ。

西脇
あと、こっちは野菜が安くて美味しいですよね!この前、蒜山大根を買ったんですけどすごく美味しかったです。

澤山
でも弁当が一週間大根だったじゃないですか。

西脇
でも、あんなに大きくて100円とかなんで、ほんとすごいですよ。

Interview 06

澤山
会う人会う人親切な人が多いと思います。分からないことがあると皆さん丁寧に教えてくれるので働きやすいです。また、仕事内容が多岐にわたるので様々なことに挑戦できることが仕事上での魅力だと思います。
あと、変わっている人は多いと思いますけど変わってないといい仕事できないと思うんですよね。

植永
すごいこと言ってくるなー。深いなー。

澤山
普通の人は普通の発想しかできないと思うので。

西脇
僕は自分のこと普通だと思っていますけどね。

植永
僕も自分は普通だと思っていますよ。

一同:

(笑)

西脇
人形峠環境技術センターはベテラン職員も多いなか、我々のような新人にも責任ある仕事をやらせてもらっています。これは逆に言えば現場で磨かれた知識や技術を熟練の先輩方に色々教わることができるチャンスだと思っていて、そこが人形峠の強みだと思っています。
あとは、定時で帰宅できて、土日も休めて、規則正しい生活ができるところですね。新人だからっていうのもあるかもしれませんが、有休もとりやすいです。このストレス社会の中、ストレスフリーな生活を送れていると思います。

澤山
確かに帰宅時間が早いとプライベートの時間が多くとれますよね。

西脇
帰ったら何していますか。

澤山
嫁と遊んでいます。いや、嫁に遊ばれています(笑)。

西脇
うわーー。幸せだな!

植永
ちょ、ちょっと、詳しく。

澤山
switchを買ったので、嫁と交互に集まれどうぶつの森で遊んでいます(笑)。

一同:

楽しそうだなー!

浅井
僕が言おうとしたことは、皆に言われちゃいましたが、高卒で入って何も分からない僕に皆さん優しく教えてくださるので、仕事がしやすいです。

植永
JAEAと言っても人形峠環境技術センターしか分からないですが、過度な時間の制約もなく、比較的ゆとりをもって業務を行っている印象があります。また、同じ部署の人たちは、話しやすく、質問もしやすいです。良い人たちに囲まれて、仕事しやすいですね。

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