ナトリウムってどんなもの?
身近に使われているナトリウムナトリウム学校
水反応は大丈夫?
もんじゅでナトリウム-水反応が起きる可能性のある部分は何処?
ナトリウム-水反応に対する安全対策ナトリウム-水反応に対する安全の研究
 

トップページへ

もんじゅでナトリウムを使う大きな理由
 

なぜ、もんじゅでナトリウムを 使うのでしょうか?
もんじゅは燃やした燃料以上に 新しい燃料を作り出す増殖炉です。

<クリックすると拡大します>
 

高速増殖炉の仕組み

核分裂を起こすウラン235は天然ウランの中にわずか0.7%しか含まれておらず、残る99.3%は核分裂を起こさないウラン238です。
しかし、このウラン238は中性子を吸収することにより新しい燃料のプルトニウム239に変わる性質をもっています。この性質をうまく利用し、消費した以上の燃料を作り出すのが高速増殖炉です。

<クリックすると拡大します>
     
     
     
  ◆動画再生(再生するにはFlashPlayer,WindowsMediaPlayerが必要です。)
映像の種類 再生ボタン
FLASH再生
(ナレーションが字幕再生されます。)
動画再生【通常画質:約3M】
(ISDN等の低速回線の方は、こちらをお選び下さい。)
動画再生【高画質:約11M】
(ADSL,CATV等の高速回線の方は、こちらをお選び下さい。)
増殖には高速中性子が必要

軽水炉
軽水炉では、中性子のスピードが遅いほどウラン235を核分裂させやすいので、中性子のスピードを遅くさせるために減速材を用いています。この減速材には、冷却水としての水が有効です。
ただ、遅い中性子とウラン燃料の組み合せでは核分裂の際に発生する中性子の数はおよそ2個であるため、増殖はできません。

<クリックすると拡大します>
     
 
     
  ◆動画再生(再生するにはFlashPlayer,WindowsMediaPlayerが必要です。)
映像の種類 再生ボタン
FLASH再生
(ナレーションが字幕再生されます。)
動画再生【通常画質:約1M】
(ISDN等の低速回線の方は、こちらをお選び下さい。)
動画再生【高画質:約4.5M】
(ADSL,CATV等の高速回線の方は、こちらをお選び下さい。)


高速増殖炉
高速中性子とプルトニウムの組み合せでは、およそ3個の中性子が発生するので増殖が可能となります。つまり、高速増殖炉には核分裂の際に飛び出してくる高速の中性子のスピードを減速させない冷却材が必要となります。ナトリウムは中性子に比べて約23倍重い元素なので、中性子のスピードを余り減速させません。

<クリックすると拡大します>
     
 
     
  ◆動画再生(再生するにはFlashPlayer,WindowsMediaPlayerが必要です。)
映像の種類 再生ボタン
FLASH再生
(ナレーションが字幕再生されます。)
動画再生【通常画質:約2M】
(ISDN等の低速回線の方は、こちらをお選び下さい。)
動画再生【高画質:約7M】
(ADSL,CATV等の高速回線の方は、こちらをお選び下さい。)
世界の高速増殖炉

  現在、高速増殖炉の冷却材としては先に説明したような利点から、ナトリウムが最有力候補として使われていますが、世界各国ではナトリウム以外の冷却材として鉛-ビスマス合金などの研究も進められています。


FBTR(インド)


  フェニックス(フランス)  
     
<クリックすると拡大します>     <クリックすると拡大します>  

  ◆動画再生(再生するにはFlashPlayer,WindowsMediaPlayerが必要です。)
映像の種類 再生ボタン
FLASH再生
動画再生

総合的な判断から他の国々でも現在はナトリウムが冷却材に最適として使われています。


ページの一番上へ


Copyright (C) 2006 MONJU. All Rights Reserved.