ホーム > 原子力科学研究所について > 所長挨拶(2015-2019)

所長挨拶

国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構 原子力科学研究所 所長  湊 和生

原子力科学研究所は、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構における主要な研究開発拠点の一つであり、原子力科学研究推進の中核的な研究所です。昭和32年に設置された旧日本原子力研究所東海研究所が発展的に改組されたものです。

当研究所には、試験研究炉、加速器施設、放射性物質や核燃料物質を安全に取り扱う施設等、様々な原子力基盤研究施設があり、これらの施設を用いて、原子力の先端的な基礎科学から基礎工学、安全研究、量子ビーム応用研究、計算科学、バックエンド技術開発等の多様な研究を行うとともに、これらの基礎・基盤のもとに、平成23年3月11日に発生した東日本大震災により炉心溶融を起こした、福島第一原子力発電所の廃止措置に向けた研究・技術開発を行っています。また、国内外の原子力人材育成や産学連携拠点としての機能も有しています。さらに、日本原子力研究開発機構が高エネルギー加速器研究開発機構(KEK)と共同で運営する、大強度陽子加速器施設(J-PARC)も敷地内に設置されています。

原子力科学研究所は、原子力エネルギーを支える基盤技術や安全に関する研究開発とともに、原子力技術の応用分野として、研究炉や加速器からの量子ビーム利用による素粒子、物質・材料といった様々な科学技術領域において、世界をリードする研究開発の拠点として、安全確保の徹底を大前提に、更なる成果を発信し続け、国民生活の向上や人類社会の福祉に貢献してまいります。

原子力科学研究所の活動につきまして、これからも皆さまからのご指導とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

原子力科学研究所長
   湊 和生

  • 前のページへ戻る
  • ページの先頭へ
Copyright(C) Japan Atomic Energy Agency. All Rights Reserved.