平成26年4月25日(金)更新
深度350m調査坑道(
試験坑道3
)に設置した
透水試験(岩盤中の水の流れ易さを調べる試験)装置
の概要と、試験の様子を紹介します。図1は、試験装置の概念です。試験装置はボーリング孔内に入れる孔内部と、制御盤などの孔外部からなります。孔内部には、細いパイプ(ステンレス製およびナイロン製)が入っています(写真1)。このパイプを通して、孔外部の水タンクから孔内部に水を送ります。孔内部のパッカー(強化ゴム製)は、パッカー用パイプ(図1の緑線)で水を注入すると水風船のように膨らみます。膨らませたパッカーで仕切った試験区間には、注水用パイプ(図1の青線)を通じて注水口(写真2)から水を注入できる仕組みです。
写真3は、試験坑道3における透水試験の様子です。4つの四角い箱は制御盤で、圧力計などの精密機器が入っています。コンピューター制御により注入する水の量や、試験区間の水圧の変化を測定して、岩盤中の水の流れ易さを調べています。
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平成26年4月18日(金)更新
立坑の安定性を確認するために、東立坑の深度366~368mに打設した覆工コンクリート表面に光ファイバひび割れ検知センサを設置しました(写真1)。機械的に伸び縮みを測定する変位計と、光学的にひび割れを検出する光ファイバひび割れ検知センサとの計測結果の比較により、立坑における光ファイバひび割れ検知センサの適用性を確認します。
本件は、3月28日に掲載したトピックス(
光ファイバひび割れ検知センサの安全確保技術としての適用性に関する研究の実施について
)の一部として実施したものです。
図 人工バリア性能確認試験のイメージ
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平成26年4月11日(金)更新
深度350m調査坑道( 試験坑道3 )において、ボーリング孔を掘削して(掘削長約10 m)、透水試験装置(岩盤中の水の流れ易さを調べる装置)を設置しました。写真1は、ボーリング孔内に設置する前の透水試験装置の全景です。パッカー(水を入れて膨らませるゴム栓)とステンレス管を交互に繋いで組み立て、ボーリング孔内に挿入しました(写真2)。その後、パッカーに水を入れて膨らませ、パッカーの間の区間の水の流れ易さを調べます。(試験の様子は別途ご紹介します)
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