第9章　大洗工学センターにおけるATR研究開発

帯		 第
9
章




図9.6.12　圧力管ISI装置


ド部のUT装置等の研究開発を行った。
（10）おわりに
　CTLにおいては、実規模試験装置により、炉心キーコンポーネントである燃料集合体、圧力管集合体等の信頼性・耐久性を確認することを主目的に研究開発を開始した。その中で、CTLは、単に耐久性等を確認する試験だけではなく、CTLでの試験とメーカーでの改良試作を繰り返して、燃料スペーサ、シールプラグ等を、実機に適用可能なものに仕上げる開発、また小型圧力管ISI装置については、最初の発想から実際の検査に適用するまでの機器開発を行い、「ふげん」に反映させた。このISI技術成果を基に、旧ソ連のRBMKへの国際技術協力を行った。CTLにおける研究開発は、実証炉の建設中止に伴い、平成8（1996）年度で終結した。

参考文献
1）動力炉・核燃料開発事業団：“｢ふげん｣の開発実績と｢実証炉｣の設計 4.4コンポーネントテストループ試験　4.6圧力管モニタリング装置の開発”
2）動力炉・核燃料開発事業団：“｢ふげん｣の開発をたどる ―研究

 開発の足跡― 部品機器試験”、p.161-222、（1993）
3）動力炉･核燃料開発事業団 大洗工学センター：“動力炉の実用化を目指して―大洗工学センター20年の研究開発― 新型転換炉の研究開発　4．部品･機器研究開発　6．供用期間中検査技術研究開発”、（1990）
4）小鷹幸三、他：“ふげん用燃料集合体の耐久試験結果”、日本原子力学会年会、p139 C33、（1975）
5）小鷹幸三、他：“ふげん用5次改良型燃料集合体耐久試験”、日本原子力学会年会、p49 B13、（1976）
6）小鷹幸三、他：“フレッティング模擬実験”、日本原子力学会年会、p50, B14
7）菅原悟、他：“新型転換炉燃料集合体の圧力損失、日本原子力学会秋の分科会予稿集（）、p100 B1、（1973）
8）菅原悟、他：“気液二相流の圧力損失に及ぼす流量及び管内面粗さの影響”、第13回目本伝熱シンポジウム講演論文集p.301-303 C111、（1976）
9）菅原悟、他：“二相流摩察損失に関する一考察”、日本原子力学会秋の分科会予稿集（1）、p63 B21、（1977）
10）菅原悟、他：“流量配分用オリフィスの流動特性（1）”、日本原子力学会年会要旨集 p.211 E29、（1974）
11）成尾一輝、柴藤英造、他：“新型転換炉「ふげん」圧力管モニタリング装置モックアップ”、日立評論、Vo1.59、No.4、p.295-300、（1977）
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13）谷本健一、他：“新型転換炉圧力管超音波探傷試験”、日本原子力学会 秋の分科会予稿集、C40、（1976）
14）成尾一輝、他：“新型転換炉圧力管内表面観察装置の開発”、日本原子力学会 秋の分科会予稿集、C41、（1976）
15）今泉清、他：“アイスプラグ実験”、日本原子力学会 秋の分科会予稿集、B74、（1976）
16）柴藤英造、他：“新型転換炉圧力管インサーピスインスペクション装置の開発”、日本機械学会講演論文集、No.730-3, p.47-50, （1973）
17）K. Naruo, et al.："Development of Pressure─Tube Inspection Equipment and Experience in "FUGEN" （ATR）", J. Nucl. Sci Technol., Vol. 30. No.7, p．638-647, （1993）
18）成尾一輝、他：“「ふげん」圧力管検査装置の開発と使用実績”、動燃技報、Ｎo. 52、（1984）
19）浅田隆、他：“円管内の強制循環水の凍結”、日本機械学会第875回講演会講演論文集、No．760-19、No. 11、（1976）
20）成尾一輝、他：“ふげん発電所の運転実績（その2-B）圧力管モニタリング装置の開発と使用実績”、1985年日本原子力学会 秋の分科会 予稿集E48、（1985）


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