第9章 大洗工学センターにおけるATR研究開発

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表9.2.2 大洗工学センターにおける研究開発成果の「ふげん」への反映事項



参考文献
1)動力炉・核燃料開発事業団:“「動燃十年史」第1章 第2節 新型転換炉の開発1.2開発のすすめ方”、p. 235─239、(1978)
2)動力炉・核燃料開発事業団 大洗工学センター:“動力炉の実用化を目指して―大洗工学センター20年の研究開発”、(1990)
3)若林、他:“チェルノブイル原子力発電所事故解析 核・熱特性及び事故再現性解析”、日本原子力学会誌、Vol.28 No.12, p.1153─1164、(1986)
4)動力炉・核燃料開発事業団 大洗工学センター:“「動燃三十年史」第1章 第2節 新型転換炉の開発2. 研究開発”、p.284─323、(1998)

9.3 炉物理研究開発
  (重水臨界実験と解析コードの開発)

(1)はじめに
 昭和41(1966)年5月に原子力委員会が策定した動力炉開発基本方針により、新型転換炉は、在来炉に比して核燃料の効率的利用、多様化等の観点から有利な炉型として、国家プロジェクトとして開発されることになった。しかも、早急にこれを実用化することを目途に、海外技術を有効に吸収しつつ、適切な自主開発に努めるべきとされた。
 このため、「ふげん」の概念設計に当面使用する核設計コードとして、「ふげん」と炉型が同じである英国のSGHWR(100MWe)に用いられた核設計


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