図8.4.34 「ふげん」主要プラント状態表示(例)
図8.4.35 リアルタイムトレンドモニタ表示(例)
図8.4.36 主建屋内エリアモニタ表示(例)
「ふげん」主要プラント状態表示を図8.4.34、リアルタイムトレンドモニタ表示を図8.4.35、主建屋内エリアモニタ表示を図8.4.36、及び周辺監視区域境
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図8.4.37 周辺監視区域境界付近モニタ表示
界付近モニタ表示等リアルタイム表示例を図8.4.37に示す。
県テレメータ機能
本機能は、県テレメータシステムに要求されたデータを渡すため、データ収集システムで収集した定常1分データの中から要求信号を選択し、原子力環境テレメータ信号システム(以下、「もんじゅシステム」という)を経由し、県テレメータシステムに伝送を行うものである。
また、本サブシステムは、「もんじゅ」からの各データ要求履歴及びシステム運転履歴を保存し、システム運転ロギングファイルまたはプリンタに出力が可能となっている。
(4)本システムの評価
本システムは、導入以来、順調に運用され、装置の更新を行い入力点の増設、処理機能の向上等を図ってきた。本システムの開発によって、大量データの的確な収集、多種多様なデータの保存と管理の一元化、解析作業の効率向上を図ることができた。
また、プラントのトラブル発生時の原因究明、LTTによるプラントデータ解析・検討による異常兆候の早期発見、様々な技術開発のためのデータ解析、データの分かりやすいプレゼンテーション等に大いに活用されてきた。
参考文献
1)高橋秀孝、磯村和利、他:“新型転換炉ふげん発電所のプラントデータ収集システム”、FUJITSU、Vol.37、 (1986)
2)中島一郎、加藤英正:“新型転換炉ふげん発電所の起動試験におけるデータ処理システムの開発”、動燃技報、NO.40、(1981)
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