第8章 「ふげん」における運転・保守技術の高度化![]() |
第 8 章 |
図8.4.11 故障票処理フローシート
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担当課受付データの追加が行われ、次ステップへの許可が与えられる。
(ハ)故障復旧報告機能 故障が復旧した時点で、故障原因、復旧処理内容、故障状況、関連作業票等の故障復旧情報が入力され、故障復旧報告書が作成される。この故障復旧報告書の発行と同時に、故障復旧情報が、故障管理データベース内に保存される。 (ニ)故障復旧遅延報告機能 故障票の故障が、プラントの運転及び安全に影響を与えない状態で、部品や人の手配等に時間がかかる場合に故障の復旧予定、故障復旧の遅延理由、復旧予定等を明らかにすることにより、故障復旧の遅延報告を行うことができる。 (ホ)故障管理機能 計算機端末の画面により各種検索項目を入力し、該当する故障票を抽出・照会することができる機能である。また、この管理機能は、関連する作業票やSWP/RWP票の内容等についても照会を行うことができる。 (へ)故障実績データ検索機能 故障復旧処理が完了したデータは、故障実績 |
として統計・検索システムの故障データベース内に保存され、検索条件により該当する故障票を抽出・照会することができる機能である。![]() 作業・故障管理システムは、昭和62(1987)年4月より運用を開始し、その間、数多くの作業・故障データを蓄積してきた。これらのデータは、日常点検、予防保守等に利用し、「ふげん」の設備・機器の機能維持及び信頼性向上等に有効に利用され、保守業務の効率化、高度化に寄与してきたところである。以下に運用効果を述べる。 ( ![]() 保守管理システム内の各システム(保修工事予算管理、設備台帳管理、アイソレーション管理支援、統計・検索システム等)との連携が可能となり、保守管理業務の強化・充実を図ることができた。 ( ![]() 故障、作業データの蓄積により各機器、設備のデータ分析が可能となり、設備の予防保全の充実を図ることができた。 ( ![]() 日本語端末によるオンラインライン処理により、 |
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