第8章 「ふげん」における運転・保守技術の高度化![]() |
第 8 章 |
![]() |
図8.3.30 原子炉再循環ポンプ等分解点検における系統化学除染の効果
|
![]() |
図8.3.31 系統化学除染時の放射能除去量と金属除去
|
プの場合、予測値4.5人・Svに対して、実績値は、0.8人・Svであり、1/5.6に低減、3.7人・Svの低減効果をもたらした。 なお、定期検査作業全体としては、除染しない場合の被ばく線量予測値に対し、第16回定期検査(Aループ)は、4.0人・Sv、第15回定期検査(Bループ)は、2.6人・Svの被ばく線量低減を図ることができた。 ![]() ( ![]() 除染により、原子炉冷却系の機器配管から溶出した放射能量を求めるため、原子炉浄化系樹脂塔及び触媒塔に蓄積された量を、水質分析結果により評価 |
した。結果を図8.3.31に示す。Aループ及びBループとも、合計17TBq(1.7×1013Bq)の放射能が除去された。
放射性核種は、51Crが、全体の45〜60%、60Co及び59Feが、各々15〜20%であり、51Crの寄与が多い。 ( ![]() ( ![]() ![]() 除染作業により発生した廃棄物を表8.3.14に示 |