第8章 「ふげん」における運転・保守技術の高度化

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図8.3.28 Aループ系統化学除染時の金属濃度変化

図8.3.29 Aループ系統化学除染時の原子炉冷却系機器配管の表面線量率変化(無線式エリアモニタ)

射能濃度の低下とともに線量当量率も低下した。
 上記のように、放射能の局所的な滞留蓄積による線量当量率が、異常に上昇することはなく、良好に除染作業が進行した。
(6)除染結果
除染係数
 除染前後の原子炉冷却系機器配管表面の線量当量率
測定値を基にして、各機器配管の面積を考慮した総括除染係数(DF)を求めた。結果を表8.3.13に示す。
)RCP等の分解点検作業にかかわる除染係数
 RCP等の分解点検作業に直接影響する機器配管のDFは、Aループ 32.9、Bループ 20.3であった。この結果、RCP等の分解点検エリアであるポンプ階の雰囲気


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