第6章 「ふげん」の運転実績

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海底土
 放水口において、60Coが、昭和56(1981)年に、1件、検出された。放水口の60Coについては、ふげん発電所からの放射性液体廃棄物放出が、従来と比べ比較的多く、循環水量が、少なかったことによるものと考えられた。その他、原子力発電所に起因する核種は、検出されていない。
海産食品
 過去の核実験の影響による137Csが、ふげん発電所の運転開始以前から検出されているほか、原子力発
電所に起因する核種は、検出されなかった。137Csの経年変化を図6.1.88、図6.1.89に示す。
ホンダワラ(指標海産生物)
 ふげん発電所に起因すると考えられる60Coが、濃度は極微量であるが、過去数回検出されている。ふげん発電所からの放射性液体廃棄物放出が、従来と比べ比較的多く、循環水量が、少なかったことによるものと考えられた。その他、原子力発電所に起因する核種は、検出されていない。


図6.1.88 海産食品(魚類)中のCs-137、K-40経年変化図(立石沖)


図6.1.89 海産食品(貝類)中のCs-137、K-40経年変化図(立石沖)


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