第6章 「ふげん」の運転実績

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 使用済燃料貯蔵プールにおいて、燃料集合体移送時に用いる燃料移送機のグリッパ(把具)と燃料集合体が結合する位置を、新燃料集合体と使用済燃料集合体について測定し、燃料集合体の伸びを求めた。
 これまでに取り出したMOX燃料集合体及びUO2燃料集合体について測定した結果を図6.1.49に示す。燃料集合体の伸びは、3〜5mmの差異を有して
いるが、燃焼度に比例して増加する傾向にある。その伸び率は、約0.6〜0.9mm/GWd/tであり、最大値においても設計予測値の範囲内であった。また、MOX燃料集合体とUO2燃料集合体との間に有意な差は認められなかった。


図6.1.48 燃料棒間ギャップの変化


図6.1.49 燃料集合体の伸びと燃焼度の関係


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