第6章 「ふげん」の運転実績

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図6.1.12 燃料取替計画作成支援システム



図6.1.13 燃料取替計画作成手順
(i)新燃料の使用体数を削減する。
原子炉停止時の作業効率の向上及び停止期間の短縮
(j)燃料の取出体数及びシャフリング体数をできるだけ削減する。

 このような条件は、必ずしもすべてが同時に要求されるものではない。運転計画や照射計画に従って、重要度は変わり得て、たとえば第1サイクルから第8サイクルまで、照射用燃料が装荷されなかったため、照射炉としての特別な要求はなかった。また、第7サイクルまでは、シャフリングを行わない方針であったため、シャフリングは行われていない。第8サイクル以降、熱的制限値を満足し、炉心寿命を確保する観点からシャフリングを行っている。
 また、上記の項目については、必ずしもすべてが同時に成立し得るものではなく、中には両立しがたいものもある。これまでの経験から以下のことが分かっている。
)燃料経済性の観点より、新燃料の使用体数を減らした上で、炉心寿命を延ばそうとした場合においては、新燃料の出力を高めざるを得なくなるため、燃料の熱的制限値に対して余裕がなくなる。



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