第3章 「ふげん」の設計

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表3.2.1 「ふげん」第2次概念設計の各社分担

  

  
大洗工学センターの大型開発試験設備における開発試験結果などを基に、更に改良を加えていった。
 第2次概念設計の予算は、昭和43、44年度とも単年度予算で認められたため、昭和43年度は、原子炉を中心に、同44年度は、発電所全体について設計を

進めた。発電所に関する土木・建設関係の設計は、原電と電発に委託した。
 なお、第2次概念設計の各グループの分担は、表3.2.1に示すとおりである。

3.2.1 第2次概念設計の目標
 第2次概念設計は、昭和45(1970)年度着工を目標に原子炉設置許可申請が行えること、原型炉建設費の予算の算定ができることを基本に進めた。
 第2次概念設計を発電所としての統一性を欠くことのないよう、5グループの中から(株)日立製作所を主務会社に選定し、発電所機器(含原子炉)の基本設計、各グループ間の調整などを依頼した。
 第2次概念設計の結果、決定した「ふげん」の原




図3.2.1 「ふげん」原子炉断面図(第2次概念設計)


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