第1章 「ふげん」プロジェクト総論

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年より、放射能インベントリの評価や廃止措置エンジニアリング支援システムの開発など、準備作業を進めており、着々と成果を挙げている。一方、商業炉においても廃止措置は現実の課題であり、関連する要素技術の開発が完了しつつある。これらの技術を「ふげん」に適用し、「ふげん」の廃止措置を通じて実証し、軽水炉の廃止措置へ向けて、安全性や 経済性、環境負荷の観点から、技術の完成度を高めていくことが「ふげん」の大きな役割の一つである。もう一つは「ふげん」の廃止措置を確実にやり遂げることである。「ふげん」の開発時と同様に、関連する組織や研究機関、企業体などが「ふげん」に結集し、「ふげん」を廃止措置技術の実証の場として活用することが期待される。


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