研究施設
安全研究では、燃料・材料に中性子を照射するため研究用原子炉を用います。また、照射した燃料・材料を分析するために核燃料施設も活用します。
実験装置
安全研究では、熱水力、燃料・材料、核分裂連鎖反応などの現象を捉え理解するために、様々な分野の実験装置を開発・整備・運用し、実験データを取得しています。
LSTF
熱水力安全研究グループが運用する、加圧水型原子炉の事故や異常過渡を同一高さ、体積比1/48で模擬する世界最大の実験装置です。

大型格納容器実験装置CIGMA
熱水力安全研究グループが運用する、軽水炉のシビアアクシデント時における格納容器内の高温ガスや可燃性ガスの挙動を調査することができる実験装置です。

高圧熱流動実験装置 HIDRA
熱水力安全研究グループが運用する、沸騰水型軽水炉における事故時の高い熱負荷と厳しい冷却条件、さらにこれに伴う振動的な流動を模擬する炉心熱伝達実験装置です。
臨界実験装置STACY
燃料デブリに関する臨界実験を行うため、臨界実験装置STACYの更新計画を進めています。更新後のSTACYでは、多様な実験設備や新設計の燃料を用いて、燃料デブリで想定される幅広い炉心条件で実験を行うことができます。

解析ツール
安全研究では、実験技術の一貫として、また、実験データを解釈し実機の挙動を予想するために、様々な計算技術を開発・整備・運用しています。