■□■ JAEAメールマガジン 2015.06.26/No.378
-…-…*今週の一押し*…-…-…-…-…-…-
コラム 役員からひとこと
「目的を明確にし、研究開発の成果を最大化する」
(理事 森山 善範)
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◆ Contents ◆
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┣【1】 トピックス
┣【2】 イベント情報
┣【3】 その他の情報
┗【4】 コラム (役員からひとこと)
…-…-…-…-トピックス…-…-…-…-
\医学診断用テクネチウム99mの実用化へ大きく前進/
【原子力エネルギー基盤連携センター】
加速器中性子で製造した医学診断用テクネチウム99mの純度が放射性医薬品基準をクリ
アしました。
http://www.jaea.go.jp/02/press2015/p15062601/
\平成28年度博士研究員の募集を開始しました/
科学技術の未来を切り拓く若手研究者のご応募をお待ちしております。
応募書類の提出期限は7月24日(必着)です。
http://www.jaea.go.jp/saiyou/employment/employment468.html
\福島の環境回復に係る研究成果等のご説明について/
6月30日(火)に福島で「福島県内における環境回復に係る研究成果報告」を行います。
http://fukushima.jaea.go.jp/pdf/2015-0626.pdf
\アジアからの原子力研修生による「福島県における放射線サーベイ実習」の実施について
(取材案内)/
7月10日(金)に福島県浪江町で行います。取材希望の方は、7
月8 日(水)16時までにお
申し込みください。
http://fukushima.jaea.go.jp/initiatives/cat01/index201506.html
\平成26年度土木学会技術賞を受賞/
【東濃地科学センター】
我が国初の「深地層の研究施設」の建設及びこれまでの研究開発に対して、平成26年度
技術賞(Ⅱグループ)を受賞しました。
http://www.jaea.go.jp/04/tono/jyusho/jyusho.html
\原子力機構週報(6月20日~6月26日)/
http://www.jaea.go.jp/02/press2015/p15062602/
★―…‥・…‥イベント情報…‥・…‥・―★
\六ヶ所・核燃料サイクルセミナーを開催/
7月9日(木)に六ヶ所村で開催いたします。
http://www.jaea.go.jp/04/be/2015rokkasho_seminar/information.pdf
\地層処分技術に関する研究開発報告会を開催/
高レベル放射性廃棄物の地層処分の研究開発の成果と今後の展開の紹介を目的とし
た報告会を7月14日(火)に東京で開催いたします。
ご希望される方は、下記サイトからお申込みください(事前登録制)。
http://www.jaea.go.jp/04/tisou/houkokukai/pdf/nendo_h27_guide.pdf
\親子サイエンスかふぇinはちのへを開催/
【青森研究開発センター】
テーマは「プラズマ博士とサンちゃんの核融合ってどうやっておこすの?~『ちょうでんどう』
ってなあに?~」です(7月25日)
事前申込制で、先着15名程度です。
http://www.jaea.go.jp/04/aomori/news/news-20150725.html
\地下を体験する見学会/
【幌延深地層研究所】
4月から10月の第4日曜日に施設見学会を行っています。参加は無料です。
7月の見学会は26日(日)です。
http://www.jaea.go.jp/04/horonobe/kengaku_sunday.html
【瑞浪超深地層研究所】
地下を体験する見学会を毎月開催しています。参加は無料です。
7月の見学会は18日(土)です。
http://www.jaea.go.jp/04/tono/kengaku/kengaku_miu2.html
…-…-…-…-その他の情報…-…-…-…-
\「連携重点研究」平成27年度開始課題の公募について/
公募の締切は6月30日です。
http://sangaku.jaea.go.jp/4-information/2015/info20150603.html
\平成27年度大学等への公開特別講座/
全国の大学や大学院、高等専門学校に原子力機構の研究者・技術者を講師として派遣し
ます。原子力に関係する学部・学科をはじめとする理工系大学等学部・学科・専攻の方々
だけでなく、文系学部や高等専門学校の方々にも受講していただけるよう、分り易い講座
を準備しています。
\平成27年度「防災業務関係者のための放射線防護研修」/
【原子力緊急時支援・研修センター】
国及び地方公共団体など原子力災害対策を行う公的機関への支援の一環として、防災業
務関係者のための放射線防護研修を行っています。
http://www.jaea.go.jp/04/shien/training_j.html
…-…-…-…-コラム…-…-…-…-
目的を明確にし、研究開発の成果を最大化する
理事 森山 善範
新しい理事長の下で、新しい経営手法が導入されました。MVS(ミッション・ビジョン・ストラ
テジー)やBSC(バランスト・スコアカード)などです。とりわけ新しい中長期計画で強調されて
いることは、「研究開発成果の最大化」です。何を、誰のために、なぜ行うかという目的や目
標を明確にし、どのような戦略でそれを達成していくか。その達成状況を極力数値化して、確
認することが重要です。
一方、福島では、事故直後とは質の違う困難な課題に直面しています。オンサイトでは汚
染水対策が緊急の課題ですし、調査が進み内部が少しずつ分かってくるにつれて廃炉作業
の困難さや新たな課題も明らかになってきています。環境回復では避難されている人の帰還
や地域の復興、再生が、大きな課題です。
原子力機構の最大の強みは、その課題解決能力にこそあると思います。汚染水への対
応にしても、地下の流れについてはこれまで高レベル廃棄物の地層処分に携わってきた研
究者が、港湾内での移行シミュレーションについてはシステム計算科学センターと安全研究
センターが、海底土に沈着しているセシウムの挙動については基礎工学センターのチームが、
セシウムの海洋拡散や陸域からの移行については福島環境安全センターや基礎工学センタ
ーのチームが取り組んでいます。
いろいろな部門が結集して、それぞれが持つ知見をもとに高度な分析や対策の妥当性を
検証して今後の対策へと活かしています。これは原子力機構というチームが知を結集して取
り組んでいる確かな証しではないかと思います。
また、環境回復や1F廃炉の加速化に取り組み、それに貢献することが、福島の復興その
ものにつながります。このような重要な役割を与えられていることに、誇りと感謝の気持ちを
持ち、さらに福島浜通りの復興とそこでの日常が一日も早く取り戻せることを願って、業務に
取り組んでいきたいと思います。
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