■■■   JAEAメールマガジン   ■■■

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2012.6.1/No.226 ━━━

〔現場から〕関西光科学研究所のJ-KARENレーザーシステムについて(関西光科学研究所)

〔東日本大震災発生に伴う対応状況〕

〔広報誌から〕インタビュー 川口悦生 敦賀原子力事務所所長(「つるがの四季」No.96)

〔お知らせ、採用情報、調達情報〕

= 現場から ==========================

関西光科学研究所のJ-KARENレーザーシステムについて

関西光科学研究所 プロジェクト推進室では、出力や波長、繰り返し動作数などが異なる多数のレーザー装置を管理運用しています。その中でもJ-KARENレーザーシステムは最も高い強度の光を生成することができ、高品質な量子ビームの発生源として原子力機構内外の研究者の様々な実験に利用されているレーザー装置です。
  J-KARENという名称は「JAEA Kansai Advanced Relativistic Engineering(原子力機構関西研の先駆的な相対論工学用)」に由来し、その名のとおりレーザー駆動粒子線加速をはじめとした相対論領域でのレーザー光と物質の相互作用の研究に用いられる超高強度光源として、世界的にも屈指の性能を有しています。
  この装置によって生成されるレーザー光は品質が高く、特にレーザーの主パルスとそれに先だって存在するバックグラウンド成分との強度比(コントラスト比)が非常に高いことが最大の特徴です。このため、高強度光を用いる実験において障害となるバックグラウンド成分によるプリプラズマを発生させることなく、純粋に主パルスのみを物質と相互作用させることができます。このような特徴を活かして行われる電子・イオン・X線といった量子ビームの発生や制御に関する研究、さらに発生した量子ビームの利用研究などのために、年間100日以上実験用のレーザー光を供給しており、それらの実験の中から数々の成果が生まれています。
  J-KARENレーザーシステムは施設供用制度の対象施設でもあることから、開発した最先端の技術成果を広く開放することによって、民間企業や大学などとの産学連携の架け橋としても貢献していけるように務めていく所存です。J-KARENをはじめとする最新鋭のレーザー装置群を保有する関西光科学研究所の概要と、原子力機構の施設供用制度の詳細は、以下のホームページでも紹介しております。

  関西光科学研究所
  http://wwwapr.kansai.jaea.go.jp/index.html
  JAEA産学連携推進部 <原子力機構が備える研究施設の外部利用の促進>
  http://sangaku.jaea.go.jp/facilities.html

(関西光科学研究所 プロジェクト推進室)

= 東日本大震災発生に伴う対応状況 ===============

平成23年東北地方太平洋沖地震の知見等を踏まえた原子力施設への地震動及び津波の影響に関する安全性評価のうち周辺斜面の安定性評価について

京都大学や原子力機構などの共同研究グループは、ミクロな強磁性円盤から発生するスピン起電力の実時間観測に成功しました。
  http://www.jaea.go.jp/04/turuga/jturuga/press/2012/05/p120531.pdf

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

東京電力福島第一原子力発電所事故への対応を行っています。

原子力機構は東京電力福島第一原子力発電所事故に関して、さまざまな活動を行っています。その全般的な内容については下記をご覧ください。
  http://www.jaea.go.jp/fukushima/index.html

= 広報誌から =========================

「つるがの四季」No.96を発行

文部科学省敦賀原子力事務所の川口悦生所長にお話しをうかがいました。また3月に開いた「世界の高速炉開発」講演会の内容としてフランスやインド、中国、韓国の現状と計画を紹介しています。詳細は下記をご覧ください。
  http://www.jaea.go.jp/04/xturuga/shiki/Tsuruga-no-Shiki-96.pdf

= お知らせ ==========================

高分子系材料・機器の耐放射線性データベースを整備

原子力機構は、高分子系材料・機器の耐放射線性試験等の結果878件を収録した「高分子系材料・機器の耐放射線性データベース」を公開しました。
  http://www.jaea.go.jp/02/press2012/p12060102/index.html

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

燃料電池反応を高効率化する「助触媒」の役割を実験的に解明

物質・材料研究開発機構と原子力機構は共同で、酸化セリウムの複合体が固体高分子形燃料電池用電極反応の高効率化に大きな役割を果たしていることを突き止めました。
  http://www.jaea.go.jp/02/press2012/p12052902/index.html

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

大強度電子ビームの超伝導加速を実現

高エネルギー加速器研究開発機構と原子力機構などは共同で、日本初の高電界超伝導電子線形加速により、大強度ビームの加速に成功しました。これにより電子ビーム強度を、従来に比べ100倍程度大きくすることが可能になります。
  http://www.jaea.go.jp/02/press2012/p12052901/index.html

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

幌延深地層研究センターで深度350m調査坑道が貫通

幌延深地層研究センターの地下施設にある研究坑道では5月26日、深度350mの東立坑と換気立坑をつなぐ調査坑道が貫通しました。
  http://www.jaea.go.jp/04/horonobe/press/12/press0528.html

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

プラスチックシンチレーションファイバを用いた線量測定器の実用化に向けて

http://www.jaea.go.jp/fukushima/other/2012-0528.pdf

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

「サマー・サイエンスキャンプ 2012」参加者募集!

http://www.jaea.go.jp/04/tono/topics/topics1205_1/index.html

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

CCSEワークショップを6月19日に開催します。

http://ccse.jaea.go.jp/ja/conf/workshop.html

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

地層研ニュース5月号を発行しました。

http://www.jaea.go.jp/04/tono/miu_news/tisouken_news2405.pdf

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

経営顧問会議を5月28日に開催しました

http://www.jaea.go.jp/01/keiei/2-no03/index.html

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

情報公開委員会の議事概要を掲載しました

http://www.jaea.go.jp/01/koukai/j_iinkai/com.html

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

瑞浪超深地層研究所では6月23日に見学会を開催します。

http://www.jaea.go.jp/04/tono/kengaku/kengaku_miu2.html

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

各種研修の募集について

http://nutec.jaea.go.jp/index.php

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

人事異動(6月1日)

http://www.jaea.go.jp/02/press2012/p12060101/index.html

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

週報(5月26日〜6月1日)

http://www.jaea.go.jp/02/press2012/p12060103/index.html
  http://www.jaea.go.jp/04/turuga/jturuga/press/2012/06/w120601.html
  http://www.jaea.go.jp/04/ztokai/repro/week/s120601/weekly.htm
  http://www.jaea.go.jp/04/tono/syuho/240526_240601.pdf

= 採用情報 ==========================

詳細は http://www.jaea.go.jp/saiyou/index.html をご覧下さい。

= 調達情報 ==========================

詳細は http://www.jaea.go.jp/02/2_6.shtml をご覧下さい。

----------------------------------------------------------------------------

【配信希望、アドレス変更、配信停止】 http://www.jaea.go.jp/14/14_0.html

【ご感想やご要望】 http://www.jaea.go.jp/13/13_1form.shtml

----------------------------------------------------------------------------

【発行】 独立行政法人 日本原子力研究開発機構  広報部   佐田務、岡田学

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

戻る