原子力機構メールマガジンを御愛読頂きありがとうございます。
春から夏へという季節の移り変わりを感じる時期ですが、いかがお過ごしでしょうか。季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもありますので、健康管理には気をつけていきたいですね。
さて、私は万葉集が好きなのですが、「季節の移り変わりを感じる心」は万葉集でも様々に表現されています。例えば、「春過ぎて夏来るらし白たへの衣干したり天の香具山」という持統天皇の有名な歌からは夏の到来を感じている様が伝わってきます。また、「春は萌え夏は緑に紅のまだらに見ゆる秋の山かも」という歌もあります。この歌の作者は不明ですが、季節によってその色を変える山が鮮やかに描かれており、情景が目に浮かぶようです。万葉集には作者の感覚が率直に表現されている歌が多く、その分かりやすさも魅力の一つなのだと思います。
私も、広報活動に携わる者として、原子力機構の事業や成果を分かりやすく皆様にお伝えできるように、心がけていきたいと思います。
広報部報道課 浅野聡司
さて、今回の「研究開発現場から」は、人形峠環境技術センターです。
人形峠環境技術センターは、隣接地である鳥取県有地のレンガ加工場でレンガの製造を行っています。このレンガは、昭和30年代鳥取県湯梨浜町におけるウラン探鉱活動により生じた残土を使用して製造しています。
レンガの安全性は、財団法人原子力安全技術センターに物性確認試験を依頼し、一般に使用するにあたり安全上の問題はないとの確認をすでに得ています。
原子力機構では、このレンガに対する皆様の理解をいただくために、5月25日から文部科学省エントランスホールや東京事務所に設置し、多くの方々にご覧いただいております。
また、人形峠環境技術センターは、このレンガを一人でも多くの皆様にご利用をいただき、一般建材にお使いいただけることを体感していただければと考え、購入を希望される皆様に有償頒布を開始いたしました。頒布価格は90円/個となっております。すでに、新聞報道以降、県内外から多数の申し込みをいただいており感謝申し上げます。
さらに、人形峠展示館でも皆様に見て触れていただけるよう、展示を開始しました。今後とも皆様にご理解いただけるよう取り組んで参りますので、よろしくお願いいたします。
詳細は、下記のホームページを御覧ください。
人形峠環境技術センターホームページ http://www.jaea.go.jp/04/zningyo/index.html
レンガ製品の頒布のお知らせ http://www.jaea.go.jp/04/zningyo/info/info20090525.pdf
■申し込みいただいた皆様に独立行政法人日本原子力研究開発機構の情報を配信しております。
■アドレス変更・配信停止については、以下のホームページをご覧ください。
http://www.jaea.go.jp/14/14_0.html
【編集・発行】独立行政法人日本原子力研究開発機構 広報部広報課
http://www.jaea.go.jp/
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