MK-W炉心の熱出力は、 MK-V炉心の140MWtから100MWtに変更しました。これに伴い、炉心領域における中性子束は、70%程度になります。一方、炉心領域外側の反射体領域の中性子束は、同じ熱出力のMK-U炉心よりも高く、同一照射期間であってもMK-U炉心よりも多くの照射量を得ることができます。
また、中性子の減速に有効なベリリウム(Be)などを装填した減速集合体を反射体領域に装荷することで、中低速中性子照射場を提供でき、医療用・工業用RI供給、軽水炉材料照射などの利用に期待されております。 |