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研究成果

最先端の科学技術の世界では、さまざまな成果が日々生まれています。
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原子力機構の研究開発成果をわかりやすく紹介

先端研究

スパコンの可視化処理を約100倍高速化
- 新開発のソフトウェアで大規模な原子炉シミュレーションをリアルタイムに可視化 -

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課題

スパコンの高性能化に伴いシミュレーションが大規模化し、大容量(~ペタバイト、1015バイト)のデータを従来手法で可視化するには膨大な時間が必要となり、可視化処理が困難になっている。

成果

スパコン上で、シミュレーションと同時に可視化処理を実行することで、圧縮された可視化データを出力する可視化ソフトウェア「In-situ PBVR」を開発。可視化処理を従来から約100倍高速化した。さらにデータ転送量を約10億分の1に圧縮したことで、大規模な原子炉シミュレーションのリアルタイム可視化を実現した。

想定される活用例

最先端スパコンでのエクサスケール(1018)シミュレーションへの活用

  • スーパーコンピュータ「富岳」への「in-situ PBVR」の移植を検討
  • 「富岳」を用いた原子力シミュレーションへの応用も期待
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