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研究成果

最先端の科学技術の世界では、さまざまな成果が日々生まれています。
原子力機構が誇る研究成果や受賞歴などもご覧いただければ幸いです。

原子力機構の研究開発成果をわかりやすく紹介

イノベーション創出

ピタッと止まって低燃費、しかも丈夫なタイヤ
- 機構の最先端技術でタイヤ市場に新風 -

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課題

国内市場規模約7兆円のタイヤ業界では、多くのメーカーがしのぎを削っているが、これまで、どのメーカーもグリップ性能と低燃費、耐摩耗性を両立させることは難しかった。

成果

住友ゴムは、「SPring-8」でゴムの構造解析を、「J-PARC」で運動解析を、スパコン「京」でシミュレーションしたことで、これらの性能を大幅に向上させる新材料開発技術「ADVANCED 4D NANO DESIGN」を確立。

想定される活用例

この技術はDUNLOP「エナセーブNEXTⅡ」に採用。転がり抵抗性能とウエットグリップ性能で最高グレードを達成し、耐摩耗性能も従来品から51%向上させた。

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