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研究成果

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原子力機構の研究開発成果をわかりやすく紹介

気体の熱は金属にどう伝わるか?
- 気体と金属の間での熱の伝搬過程を解明→新たな熱伝達制御へ -

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課題

気体の運動には「並進」「振動」「回転」の3つがある
「並進」「振動」のエネルギーが「熱」として金属に伝わる過程は分かっていたが、
「回転」エネルギーの伝搬過程は不明だった

成果

水素分子のスピンの向きの状態変化を観測
気体の持つ「回転」エネルギーは金属表面の電子と格子振動が担うことを解明

想定される活用例

気体から金属への熱伝達の自在な制御につながる重要な知見
新たな断熱材の開発などへの応用が考えられる

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