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研究成果

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社会貢献

体内のセシウムの動きを見る!
- PET技術とセシウム127で、体内のセシウムの動きを可視化 -

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課題

福島第一原子力発電所の事故以降、放射性セシウムへの関心が高まった。体内に取り込まれたセシウムの動きを可視化できれば、内部被爆の影響の理解に役立つ。しかし、体内に取り込まれた直後のセシウムの動きについて、詳細な知見はなかった。

成果

陽電子を放出するセシウム127(Cs127)を高効率に捕集する技術を開発。
生きた動物体内のセシウムの動きをPET(陽電子放出断層撮影)で撮像したところ、取り込まれたセシウムの可視化に成功した。

想定される活用例
  • 環境放出された放射性セシウムの被ばく線量の評価研究への貢献
  • 植物内でのセシウム輸送メカニズムの解明→農作物のセシウム低減技術の開発へ
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