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研究成果

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社会貢献

放射性物質の様々な条件の大気拡散計算を高速化
- 新開発の「WSPEEDI-DB」で計算時間が1/100に! -

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課題

福島第一原子力発電所事故を契機に高度化された大気拡散予測システムWSPEEDIは、北朝鮮の核実験時の拡散予測などに応用されてきた。しかし、高度な予測モデルの計算には時間がかかるため、様々な条件の予測結果を比較するのは困難だった。

成果

解析データを連続的に常時蓄積し、データベース化することで、様々な気象条件と任意の放出条件に対する大気拡散の計算結果の比較・検討を飛躍的に効率化できる計算システム「WSPEEDI-DB」を開発した。

想定される活用例

気象条件などに応じた最適なモニタリング方法の検討や、訓練用シナリオの検討と模擬モニタリングデータの作成など、地方公共団体による、放射性物質の大気拡散計算を用いた様々な検討への活用が期待できる。

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