令和7年7月7日
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
高温ガス炉による水素製造技術確証のためのHTTR(高温工学試験研究炉)
原子炉設置変更許可申請に係る審査の状況
原子力機構は脱炭素社会の実現に向けて、HTTRと水素製造を行う施設の接続によって世界初となる原子炉の熱を直接利用した水素製造を目指しています。この目標に必要な許可を得るため、令和7年3月27日に原子力規制委員会に対して申請を行いました。
第2回審査会合(7月1日)では、第1回審査会合(5月12日)を踏まえた、原子炉等規制法の適用範囲に関する議論がなされました。
本会合では、原子炉建家隔離弁までを原子炉等規制法の適用範囲とし、水素製造施設は範囲外とする考え方において一致しました。今後、原子力機構は、今回一致した適用法規の分界点の考え方に基づく基本設計を進め、早期に補正申請を行うことを目指します。
引き続き、令和10年の水素製造試験開始に向け、全力で取り組んでまいります。
