令和7年6月23日
IAEA リーゼマイトナープログラムの開催について(結果)
6月9日から6月20日の2週間にわたり、IAEA リーゼマイトナープログラム(以下「LMP」)が開催されました。
LMPは、グロッシ事務局長のイニシアティブのもと2023年にスタートした、原子力分野における若手・中堅女性のキャリア開発を支援するプログラムです。これまで米国、韓国、アルゼンチンで開催され、今回は内閣府が国際原子力機関(International Atomic Energy Agency:以下「IAEA」)と共催し初の日本開催となり、各国から選ばれた全15名の女性科学者が集結しました。
日本原子力研究開発機構(以下「JAEA」)はLMPの共催機関として、6月16日から6月19日の3日間にわたり、JAEAの保有する施設(原子力科学研究所、大洗原子力工学研究所および楢葉遠隔技術開発センター)で見学や実習を行いました。マニピュレータの操作や原子炉の点検、VRを活用した核物質防護施設の仕組みに関する研修など、実践的な実習を通じて、原子力技術の現場を体験しました。

また、6月17日にはLMP参加者とJAEA女性職員によるランチミーティングが開催されました。「原子力分野における女性のキャリア開発のためにどのようなサポートが必要か?」というテーマで、活発な意見交換が行われました。
JAEAはこれまでも長年にわたり、IAEAと連携し、原子力を安全に取扱うための人材育成プログラムへの支援や、専門家としての知見の提供を通じた技術貢献を行ってきました。今後もこれらの活動を通じて、IAEAや国際社会に貢献してまいります。
