国立研究開発法人日本原子力研究開発機構：JAEAメールマガジン　No.477

■□■　　JAEAメールマガジン　　　2017.10.13／No.477

◆ Contents ◆

┃

┣【1】　大洗研究開発センター燃料研究棟における汚染について

┣【2】　トピックス

┣【3】　イベント情報

┗【4】　その他の情報

大洗研究開発センター燃料研究棟における汚染について

6月6日に大洗研究開発センター燃料研究棟において発生した汚染及び内部被ばくに
ついて、地元や関係者の皆様をはじめ、国民の皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけして
いることを、深くお詫び申し上げます。

当機構としましては、重大かつ深刻な事態と受け止め、総力を挙げて現場の安全確保に
努めるとともに、速やかに情報を公表してまいります。

最新情報はホームページで随時公表しております。

https://www.jaea.go.jp/04/o-arai/PFRF/

…－…－…－…－トピックス…－…－…－…－

＼第12回原子力機構報告会を開催します／

　【広報部】

11月14日に有楽町朝日ホールで第12回原子力機構報告会を行います。

今回は全体概要報告の他、個別に「ふくしまの復興に向けた取組」「年代測定手法の
高度化への挑戦－加速器質量分析装置における新検出手法の開発－」「99番元素
アインスタイニウムを用いた重元素核科学研究」「高レベル放射性廃棄物の減容化・
有害度低減の実現に向けて－照射済燃料からのMA分離技術への挑戦－」を報告させて
いただきます。また、ノンフィクション作家の山根一眞氏、読売新聞東京本社論説委員の
井川陽次郎氏をお迎えしての座談会や各研究開発部門等によるブース展示等も行いま
す。

参加を希望される方は11月10日までに下記のHPよりお申込みください。

https://www.jaea.go.jp/jaea-houkoku12/

＼走査トンネル顕微鏡による電子軌道秩序の直接観察
—物質表面に現れる新たな秩序の発見—／

【原子力科学部門】

東京大学や原子力機構をはじめとした研究グループは電子系超伝導体CeCoIn5の
最表面で、電子軌道による新たな秩序状態の存在を、走査トンネル顕微鏡（STM）によって
発見しました。また、初めて電子の秩序状態を実空間で直接観察を行うことに成功しまし
た。

秩序状態とは物質中の電子が結晶全体に規則的に配置していることを指します。

本研究の成果により、軌道自由度が織りなす様々な物理現象に対し、電子軌道を直接
観察するという強力なツールとして、STMが今後活用されることが期待されます。

https://www.jaea.go.jp/02/press2017/p17092301/

＼湧水対策が困難な地質構造を地上から把握する方法を開発
－火山灰層起源の粘土質せん断帯の検出・追跡に世界で初めて成功－／

【幌延深地層研究センター】

火山灰層起源の粘土質せん断帯は通常の破砕・変質起源の粘土質せん断帯と比べ、高い
膨潤性や変化しやすい粘性を持つスメクタイトを潜在的に多量に含むため、その分布の
事前把握が重要です。今回、幌延深地層研究センターでは、粘土質せん断帯から流出した
粘土物質に、マグマが噴火時に急冷してガラスとなった物質（メルトインクルージョン）が多く
含まれていることを発見。これに基づいて火山灰層起源の粘土質せん断帯を検出し、
さらに地下施設周辺のボーリングコアの分析結果に基づいてその拡がりを数キロに
わたって追跡することに世界で初めて成功しました。この分析手法は、火山灰層起源の
粘土質せん断帯の存在や分布を地上からのボーリング調査などから把握する際に役立つ
ものと期待されます。

https://www.jaea.go.jp/02/press2017/p17101302/

＼高速増殖原型炉もんじゅ及び原子炉廃止措置研究開発センターの原子力事業者防災業
務計画の修正に伴う関係自治体との協議の開始について／

【敦賀事業本部】

当機構では毎年、原子力災害対策特別措置法に基づき、高速増殖原型炉もんじゅ及び
原子炉廃止措置研究開発センター（ふげん）の原子力事業者防災業務計画の見直しを
検討していますが、今年度の修正案について、同法に基づき10月13日から関係自治体と
の協議を開始しました。

https://www.jaea.go.jp/04/turuga/jturuga/press/2017/10/p171013.pdf

＼機構職員がフランス共和国　国家功労勲章シュバリエを受章／

9月26日に駐日フランス大使公邸において、原子力機構の職員である佐賀山　豊に対し
フランス共和国の国家功労勲章シュバリエの授与が行われました。

原子力機構では、今後もフランスと協力し、高速炉サイクルの実用化に向けた研究開発を
推進してまいります。

https://www.jaea.go.jp/news/newsbox/2017/092801/

＼原子力機構週報／

https://www.jaea.go.jp/02/press2017/p17092901/ （9月23日～29日）

https://www.jaea.go.jp/02/press2017/p17100501/ （9月30日～10月5日）

https://www.jaea.go.jp/02/press2017/p17101301/ （10月6日～13日）

…－…－…－…－広報誌情報…－…－…－…－

＼広報誌「未来へげんき」46号を発行しました／

原子力機構広報誌「未来へげんき」46号を発行しました。

今号は「JAEA×見る」をテーマに「高放射線量の環境下でものを見る耐放射線カメラ」
「『レーザー』×『ウォータージェット』で『はつる』―1F燃料デブリ取り出し技術への適用に
期待―」「模擬燃料集合体を使って壊れ方を見る 1F事故において、燃料はどのように
溶けたか」の3つの研究開発を紹介しています。

また、福井県敦賀市に整備が計画されている「ふくいスマートデコミッショニング技術実証
拠点」をとりあげました。

是非ご覧ください。

https://www.jaea.go.jp/genki/46/

＼ISCNニューズレターNo.0246を発行しました／

【核不拡散・核セキュリティ総合支援センター】

FMCT、国連総会でのトランプ大統領の演説、IAEA低濃縮ウランバンク、CTBTに係る
ワークショップなどの参加や国際フォーラム開催案内やニューズレターアンケート実施など
を掲載しています。

https://www.jaea.go.jp/04/iscn/nnp_news/0246.html

＼地層研ニュース　9月号を発行しました／

【東濃地科学センター】

「電力中央研究所との共同研究」ほか。

https://www.jaea.go.jp/04/tono/miu_news/tisouken_news2909.pdf

★―…‥・…‥イベント情報…‥・…‥・―★

＼サイエンスカフェ「地下を旅する地下水のなぞ」を開催します／

【東濃地科学センター】

11月11日より、サイエンスカフェを4回にわたって開催します。

第1回は、11月11日に瑞浪市地域交流センターときわで「地下水」をテーマとして行いま
す。

地下深くの地下水は、高い山や河川、特徴の異なる地層などの影響を受けて流れていま
す。数値シミュレーションを使うことで、その地下水の流れを三次元的に推定することがで
きます。「地下を旅する地下水のなぞ」について、第一線で活躍中の研究者がわかりやすく
解説します。参加は無料です。先着20名、事前申込制となっておりますので、お電話にて
お申込みください。

https://www.jaea.go.jp/04/tono/topics/topics1710_1/sciencecafe20171111_20180217.pdf

＼第20回AMSシンポジウムを開催します／

【東濃地科学センター】

12月14・15日にセラトピア土岐において第20回AMSシンポジウムを開催します。

ご興味のある方は、下記のHPより参加申込みを行ってください。申込締切は講演申込み
と参加登録のみの場合で異なります。

https://www.jaea.go.jp/04/tono/jams-20th/index.html

＼地下を体験する見学会／

【瑞浪超深地層研究所】

平日の月・水曜日に研究坑道への入坑を伴う見学の受入を行っています。3か月先までの
ご予約が可能ですので、見学希望日の2週間前までにお電話で空き状況をご確認の上
ご予約いただき、E-mail又はFAXにて「施設見学申込書」をご提出ください。

https://www.jaea.go.jp/04/tono/kengaku/kengaku_miu1.html

…－…－…－…－その他の情報…－…－…－…－

＼技術習得や国内研修を支援しています／