独立行政法人日本原子力研究開発機構：JAEAメールマガジン　No.244

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原子力機構・研究技術情報部が公開する研究開発成果情報

原子力機構では、最新の研究開発成果をわかりやすくタイムリーに報知する成果普及情報誌「未来を拓く原子力」を刊行しています。

　「未来を拓く原子力」は最近1～2年に公刊された機構職員執筆の論文等の中から代表的なトピックスをピックアップし、図表を中心に1件1ページで解説するスタイルで刊行しており、JAEA図書館（研究技術情報部）が編集事務局を担当しています。2012年版は96編のトピックスを掲載し、11月末に和文版の刊行を予定しています。また、英文版は来年2月刊行予定です。

　現在編集を進めている「未来を拓く原子力」2012年版は、第1章を「福島特集」と位置付け、東京電力株式会社福島第一原子力発電所事故に係る研究開発として、環境汚染への対処や廃止措置に向けた取組みに関連する24編のトピックスを掲載します。また、Web版を原子力機構のホームページからご覧いただけます（2012年版は12月公開予定）。Web版には用語解説機能や研究開発報告書類全文へのリンクを整備していますので、ぜひご活用ください。Web版「未来を拓く原子力」には、2006年10月公開以来約210万回のアクセスをいただいており、国内外の皆様のご関心をいただいています。

　「未来を拓く原子力」のトピックスの基となっているのが、原子力機構が刊行する研究開発成果報告書類（JAEA-Research, JAEA-Technology, JAEA-Data/Code,JAEA-Testing, JAEA-Evaluation, JAEA-Review, JAEA-Conf）や職員等が原子力関連の学会誌等へ発表した論文です。こうした情報はすべて「研究開発成果検索・閲覧システム（JOPSS）」に収録しており、機構内外からインターネット経由で自由に調べていただくことができます。また、研究開発報告書類につきましては、全文情報（PDF形式）がご覧になれます。JOPSSには約6万件の成果情報が収録されており、これまでに約115万回のアクセスをいただいています。東京電力株式会社福島第一原子力発電所事故関連の研究開発報告書類も刊行されておりますので、成果普及情報誌「未来を拓く原子力」とともにご覧いただければ幸いです。

　これらの情報は「JAEA図書館」ホームページからご覧いただけます。当ホームページでは、これまで紹介しました原子力機構の研究開発成果情報のほかに東京電力株式会社福島第一原子力発電所事故参考文献情報やJAEA図書館の所蔵資料情報、国際原子力情報システム（INIS）データベースなども提供していますので、あわせてご利用いただければ幸いです。

　 http://jolisfukyu.tokai-sc.jaea.go.jp/ird/index.html

（研究技術情報部　　深澤　剛靖）