■■■   JAEAメールマガジン   ■■■

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2012.8.10/No.236 ━━━

〔現場から〕仏CEAとの共同研究(次世代原子力システム研究開発部門)

〔東日本大震災発生に伴う対応状況〕

〔広報誌から〕安全・確実な廃炉に向けて原子力機構は全力で協力(「未来へげんき」No.25)
          岩塩構造をもつレアアースメタル水素化物を発見(「JAEAニュース」No.51)

〔お知らせ、採用情報、調達情報〕

 ※8月17日付けのメルマガはお休みします。

= 現場から ==========================

蒸気発生器伝熱管のウェステージ試験の実施(仏国原子力・代替エネルギー庁(CEA)との共同研究)

次世代原子力システム研究開発部門(次世代部門)は、国内関係機関に加え海外の研究機関とも協力して、長期的なエネルギー安全供給や環境負荷低減に貢献可能な高速増殖炉サイクルに関する研究開発を推進しています。高速増殖炉サイクルの研究開発を国際的な共同研究・共同開発を活用して行うことは、研究開発のリスクや資源負担を低減できる可能性があり、また、国際的な枠組みを通じて設計概念を共有することにより、世界標準概念を構築できる可能性があることから、戦略的に国際協力を進めています。今回は、国際協力の一例として、仏国原子力・代替エネルギー庁(CEA)との共同研究について、ご紹介いたします。
  次世代部門は、大洗研究開発センターと共にCEAと協力して、大洗のナトリウム(Na)‐水反応試験装置(SWAT-1R)を用いた蒸気発生器(SG)伝熱管の損耗試験(ウェステージ試験)を実施しています。Na加熱型SGでは、安全性や財産保護の観点から、Na‐水反応に伴う高温腐食性の反応ジェットに対する伝熱管の損耗耐性を評価する必要があります。大洗のSWAT‐1Rでは、これまで様々な条件で試験を実施しており、世界的にみても重要な役割を果たしています。CEAもこの試験装置の価値を高く評価しており、2011年秋から共同研究として本装置を用いた試験を開始しました。本研究では、CEAから支給された伝熱管試験体をSWAT‐1Rに組み込み、Na容器内で実機条件(温度350〜500℃、圧力18Mpa)の水・蒸気を伝熱管に噴射し、損耗を計測しました。昨年は6体の試験体により試験を実施し、今後も数年間にわたって継続の予定です。実験結果は伝熱管の損耗耐性評価のためのデータベース拡充に当てられ、日本、仏国、両国のSG開発に反映されることとなります。
  今回ご紹介したSG伝熱管のウェステージ試験をはじめとした国際協力の状況については、以下のホームページでも紹介しておりますので、是非ご覧下さい。
  http://www.jaea.go.jp/04/fbr/top.html

(次世代原子力システム研究開発部門)

= 東日本大震災発生に伴う対応状況 ===============

福島原発事故参考文献情報の「関連文献リスト」および「関連リンク集」を更新しました。

http://jolisfukyu.tokai-sc.jaea.go.jp/ird/sanko/fukushima_sanko-top.html

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東京電力福島第一原子力発電所事故への対応を行っています。

原子力機構は東京電力福島第一原子力発電所事故に関して、さまざまな活動を行っています。その全般的な内容については下記をご覧ください。
  http://www.jaea.go.jp/fukushima/index.html

= 広報誌から =========================

安全・確実な廃炉に向けて原子力機構は全力で協力

原子力機構福島技術開発特別チームについて紹介しています。詳細は「未来へげんき」No.25をご覧ください。
  http://www.jaea.go.jp/05/genki/genki25.pdf

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岩塩構造をもつレアアースメタル水素化物を発見

詳細は「JAEA NEWS」No.51をご覧ください。
  http://www.jaea.go.jp/05/jaea_news51.pdf

= お知らせ ==========================

カザフスタン原子力技術安全センターと高温ガス炉の安全研究協力を開始

http://www.jaea.go.jp/02/press2012/p12080901/index.html

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電子スピンから分化したN極とS極のヒッグス転移を磁性体で観測

理化学研究所と原子力機構は、磁性体Yb2Ti2O7を絶対温度0.21度まで冷却すると、N極とS極の一種の超伝導を示唆する強磁性状態に相転移する様子も観測しました。この相転移は、スピンの単極子のヒッグス転移として理解できます。
  http://www.jaea.go.jp/02/press2012/p12080801/index.html

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幌延深地層研究センターは8月24日、札幌市で報告会を開催します。

http://www.jaea.go.jp/04/horonobe/press/12/press0809.html

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高速増殖原型炉もんじゅ炉内中継装置の落下に係る復旧完了について

http://www.jaea.go.jp/04/turuga/jturuga/press/2012/08/p120808.pdf

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日本原子力研究開発機構における人事処分について

http://www.jaea.go.jp/02/press2012/p12080802/index.html

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幌延深地層研究センターは敷地周辺の土壌などの分析を行っています。

http://www.jaea.go.jp/04/horonobe/dojyou.html

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敦賀本部は「ふげん」や「もんじゅ」周辺の放射線や放射能を測定監視しています。

http://www.jaea.go.jp/04/turuga/jturuga/kankyo/top.htm

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大洗研究開発センターでは8月に、放射線取扱講座を開催します。

http://www.jaea.go.jp/04/o-arai/news/2012/120705-2.pdf

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大洗研究開発センターでは8月と9月に、小中学生向け放射線教室「見たい!知りたい!君もほうしゃせん博士になろう!」を開催します。

http://www.jaea.go.jp/04/o-arai/news/2012/120718.pdf

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「サマー・サイエンスキャンプ 2012」を開催します。

http://www.jaea.go.jp/02/info/120717/index.html

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各種研修の募集について

http://nutec.jaea.go.jp/index.php

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週報(8月4日〜8月10日)

http://www.jaea.go.jp/02/press2012/p12081001/index.html
  http://www.jaea.go.jp/04/turuga/jturuga/press/2012/08/w120810.html
  http://www.jaea.go.jp/04/ztokai/repro/week/s120810/weekly.htm
  http://www.jaea.go.jp/04/tono/syuho/240804_240810.pdf

= 採用情報 ==========================

詳細は http://www.jaea.go.jp/saiyou/index.html をご覧下さい。

= 調達情報 ==========================

詳細は http://www.jaea.go.jp/02/2_6.shtml をご覧下さい。

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【配信希望、アドレス変更、配信停止】 http://www.jaea.go.jp/14/14_0.html

【ご感想やご要望】 http://www.jaea.go.jp/13/13_1form.shtml

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【発行】 独立行政法人 日本原子力研究開発機構  広報部   佐田務、岡田学

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