■■■   JAEAメールマガジン   ■■■

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2011.12.2/No.202 ━━━

〔現場から〕・・・・・情報が行き交う都市、ウィーン(ウィーン事務所)

〔広報誌から〕・・・福島における除染活動について(「JAEAニュース」No.48)

〔東日本大震災発生に伴う対応状況〕

〔お知らせ、採用情報、調達情報〕

= 現場から ==========================

情報が行き交う都市、ウィーン

今回はウィーン事務所からお伝えします。
  私は今年の7月にウィーン事務所に赴任しました。これまでの5カ月間の勤務の中で感じたことなどをご紹介できればと思います。
  ウィーンといえば、ベートーベンやモーツァルトなどの音楽家たちが暮らした「音楽の都」として有名ですが、ウィーン観光局の発表によれば、UIA(Union of International Association)の統計による「2010 年に開催された国際会議イベント数」において、ウィーンはシンガポール、ブリュッセル、 パリに次いで世界第4位にランクインしており(277回)、世界有数の国際会議都市でもあります。このランキングのとおり、街中では常に様々な会議や見本市のポスターを見かけます。また、事務所のすぐ近くにあるVIC(Vienna International Center)でも、常に何かしらの会議やイベントが行われており、たくさんの人々が資料を抱えながら集っている光景を目にします。このため、多くの会議が重なる時期には市内の宿泊先の予約競争が激しくなることもあります。
  また、ニューヨークとジュネーブに次ぐ国連都市として国連事務局が設置されているウィーンには、多くの重要機関が本部を置いており、その中でもJAEAの業務上最も関連が深いのが国際原子力機関(IAEA)です。
  天野之弥事務局長率いるIAEAは「Watch Dog(原子力平和利用の番人)」とも自称する組織であり、NPT条約(通称:核不拡散条約)に基づく原子力施設の検証を実施する保障措置を行う一方、原子力エネルギーの平和利用の促進や技術協力を行っています。
  9月には年に一度開催される総会があり、日本からは今年は細野内閣府特命担当大臣が出席され、東京電力福島第一原発事故後にIAEA及び加盟国から受けた支援への謝意と、事故の一日も早い収束と検証,教訓を国際社会と共有し原子力安全の強化に向けたIAEAの国際的取組に反映させていくことが,我が国の責務であることなどを述べられました。
  この総会開催期間中、JAEAは放射線医学総合研究所(NIRS)と合同でIAEA内に「JAPANブース」を出展し、両法人の福島第一原子力発電所事故収束へ向けての支援活動及び人材育成事業を中心に展示を行いました。約600名の来訪者があり、支援活動に関する資料を求められることも多く、事故への関心の高さが窺われました。
  ウィーン事務所はこのIAEAやCTBTO(包括的核実験禁止条約機関)、さらにロシア・中東欧などから原子力関連情報の収集を行っています。これからも原子力の平和利用に少しでも資するよう積極的に最新の情報を入手し、発信していきたいと考えています。

(国際部ウィーン事務所 船田晃代)

= 広報誌から =========================

福島における除染活動について

原子力機構では、放射性物質によって汚染された学校施設などの除染活動を行っています。詳細は「JAEAニュース」No.48をご覧ください。
  http://www.jaea.go.jp/05/jaea_news48.pdf

= 東日本大震災発生に伴う対応状況 ===============

放射線に関するご質問に答える会の実施期間を延長

7月から福島県内の学校施設で行ってきた「放射線に関するご質問に答える会」の実施時期を、来年3月末まで延長します。
  http://www.jaea.go.jp/02/press2011/p11113001/index.html

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

福島第一原子力発電所事故を踏まえたソフト面等で安全対策実行計画

原子力機構は福島第一原子力発電所事故を踏まえた「もんじゅ」のソフト面等の安全対策実行計画について取りまとめ、11月28日に福井県に報告しました。
  http://www.jaea.go.jp/04/turuga/jturuga/press/2011/11/p111128.pdf

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

第6回原子力機構報告会を開催

11月24日に開催した報告会では「3.11原子力事故を踏まえて」というテーマのもとに「総括」「3.11原子力事故と研究施設被災への対応」「事故の教訓と安全研究の方向性」「事故収束と復旧に向けた研究活動」について報告しました。
  http://www.jaea.go.jp/02/news2011/111125/index.html

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

福島第一原子力発電所事故への対応を行っています。

原子力機構は福島第一原子力発電所事故に関して、さまざまな活動を行っています。その全般的な内容については下記をご覧ください。
  http://www.jaea.go.jp/jishin/gaiyou/1201.pdf

= お知らせ ==========================

ふげんの定期検査を12月1日から開始

原子炉廃止措置研究開発センター(ふげん)では現在、廃止措置作業を実施していますが、12月1日から約4ヶ月の予定で第24回定期検査を実施します。
  http://www.jaea.go.jp/04/turuga/jturuga/press/2011/11/p111130.pdf

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

原子力「緊急時対応研修」を募集

原子力緊急時支援・研修センターでは広く原子力防災に携わる関係者の活動を支援する目的で、原子力防災研修を行います。また、一般の方に対しても原子力防災についてご要望に応じて研修を行います。
  http://www.jaea.go.jp/04/shien/shousai/indextraining.htm

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

瑞浪超深地層研究所では12月17日に、地下を体験する見学会を開催します。

http://www.jaea.go.jp/04/tono/kengaku/kengaku_miu2.html

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

東濃鉱山では敷地周辺の放射性物質などを測定しています。

http://www.jaea.go.jp/04/tono/an_tm/an_tmradio.html

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

原子力機構は12月5-9日、茨城県大洗町で「第4回 汎用照射試験炉に関する国際会議」を開催します。

http://www.jaea.go.jp/02/press2011/p11112502/index.html

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

原子力機構は共催で12月8-9日、都内で「原子力平和利用と核セキュリティに係る国際フォーラム−福島原子力事故の教訓をソウル核セキュリティサミットでの議論につなげるために−」を開催します。

http://www.jaea.go.jp/04/np/activity/2011-12-08/announce.html

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

グローバル2011敦賀セッションを12月16日に敦賀で開催します。

http://www.jaea.go.jp/04/turuga/global2011/home_jp.html

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

内閣府や原子力機構などは12月17-18日、京都で科学技術フェスタを開催します。

http://www.pbi.co.jp/kagakugijutsu-festa/

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

週報(11月28日〜12月2日)

http://www.jaea.go.jp/02/press2011/p11120201/index.html
  http://www.jaea.go.jp/04/turuga/jturuga/press/2011/12/w111202.html
  http://www.jaea.go.jp/04/ztokai/repro/week/s111202/weekly.htm
  http://www.jaea.go.jp/04/tono/syuho/231126_231202.pdf

= 採用情報 ==========================

詳細は http://www.jaea.go.jp/saiyou/index.html をご覧下さい。

= 調達情報 ==========================

詳細は http://www.jaea.go.jp/02/2_6.shtml をご覧下さい。

----------------------------------------------------------------------------

【配信希望、アドレス変更、配信停止】 http://www.jaea.go.jp/14/14_0.html

【ご感想やご要望】 http://www.jaea.go.jp/13/13_1form.shtml

----------------------------------------------------------------------------

【発行】 独立行政法人 日本原子力研究開発機構  広報部   佐田務、岡田学

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

戻る