━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2011.4.8 ━━━━━━━━

■■■□□□ JAEAメールマガジン
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++---- No.170 ----++

━ お知らせ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「東日本大震災発生に伴う対応状況について」

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の被害にあわれた方々に、心からお見舞い申し上げます。

日本原子力研究開発機構では、東北地方太平洋沖地震発生直後から、東京事務所において理事長をヘッドとする緊急対応体制を確立し、機構内の全拠点からの情報収集と全拠点への指示を継続して行っています。

また、東京電力の福島第一・第二原子力発電所の緊急事態に対して、現在、原子力機構は国の要請を踏まえ、要員の派遣、健康相談ホットラインへの協力など全力を挙げて支援しています。

今回の地震発生以降、原子力機構の研究開発拠点における施設、設備、機器等について検査しました。現在のところ、一部の設備・機器等において復旧に長期間を要すると考えられる損傷はあるものの、環境への影響や火災等、また重篤な怪我等はありませんでした。

なお、東北地方太平洋沖地震発生に伴う最新の対応状況については http://www.jaea.go.jp/ をご覧ください。

1.東日本大震災発生に伴う対応状況

(1)福島第一・第二原子力発電所事故への対応状況

福島第一・第二原子力発電所の緊急事態に関し、原子力緊急時支援・研修センターを中心に各拠点と連携を取りながら機構の総力を挙げて、環境放射線モニタリング、環境放射能分析、住民問合せ窓口等の運営等の支援活動を行っています。

また、原子力安全委員会や文部科学省に対して、機構の専門家が科学的知見や技術の提供等に協力しています。

(2)各拠点の状況

東北地方太平洋沖地震発生以降、各拠点において順次施設の点検を実施しています。

茨城県の拠点においては、一部の設備・機器等に損傷があり、その被害の修復又は復旧計画の立案等を進めています。また、地震発生後、電気、水道等が途絶しましたが、現状では拠点までのライフラインは復旧され、拠点内で点検を行いながら、上水配管等の漏えい箇所の復旧、各施設・設備の復電等を進めています。

2.原子力機構各拠点のモニタリングポストにおける線量率の推移

原子力機構各拠点のモニタリングポスト(代表点)における線量率の推移は、以下の通りです。

http://www.jaea.go.jp/jishin/monitor.pdf

なお、モニタリングポストの一時的な指示値の上昇は、機構の施設からの放射性物質等の放出によるものではありません。

通常のモニタリングポストの線量率の値は、おおよそ0.03〜0.08μSv/hです。そのほとんどが大地や大気からの自然放射線によるもので、降雨等の影響により変動します。

3.健康相談ホットラインの開設

原子力緊急時支援・研修センター(http://www.jaea.go.jp/04/shien/index.html)に、今回の原子力災害に関する放射線安全・健康相談のホットラインが開設されています。

福島原子力発電所の周辺地域にお住まいで放射線による安全や健康への影響についてご心配のある方は、以下のお問い合わせ窓口までご相談ください。

お問い合わせ窓口:健康相談ホットライン 0120-755-199(9:00〜21:00)

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/03/1303849.htm

4.放射線とその影響について(Q&A)

放射線とその影響について、よくある質問と回答を掲載しました。

http://www.jaea.go.jp/jishin/qa.pdf

5.原子力機構 敦賀本部の取り組み

原子力機構の敦賀本部では、「敦賀本部からのお知らせ 東北地方太平洋沖地震にかかる日本原子力研究開発機構 敦賀本部の対応について」を発行して、地域での説明を行っています。

http://www.jaea.go.jp/04/turuga/jturuga/press/posirase/1103/o110324.pdf

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茨城県南部で4月2日16時56分頃に発生した地震による施設点検結果について

4月2日16時56分頃に茨城県南部を震源として発生した地震で、茨城県鉾田市で震度5弱、水戸市で震度4が観測されました。

原子力機構の大洗研究開発センターは地震発生後に、主要な施設について点検を行い、異常がないことを確認しています。

福島第一・第二原子力発電所事故をふまえた緊急安全対策の指示文書を受領

原子力機構は3月30日、経済産業大臣より、東京電力福島第一・第二原子力発電所事故を踏まえた緊急安全対策を当機構の「もんじゅ」及び「ふげん」において講じるとともに、研究開発段階にある発電の用に供する原子炉の設置、運転等に関する規則等の改正に従い保安規定を整備し、保安規定の変更の認可を申請することを求めた指示文書を受領しました。

http://www.jaea.go.jp/04/turuga/jturuga/press/posirase/1103/o110330-2.pdf

原子力科学研究所施設の利用者の皆様へ

原子力機構原子力科学研究所は、今回の東北地方太平洋沖地震によって津波の被害はなかったものの、ライフラインを含めて研究所施設に大きな被害を受けました。

http://www.jaea.go.jp/information/20110322.html

J-PARCからのお知らせ

J-PARCは今回の東北・関東地方の大地震によって、ライフラインを含めて施設に大きな被害を受けました。現在、各機器や装置の被害状況の把握を進めておりますが、施設を詳細に点検したうえで、修復計画を検討していく予定です。

なお、J-PARCでは大地震が発生した3月11日にリニアックが運転していましたが、ただちに自動停止しました。近隣で発生した津波の影響はなく、負傷者も出ず、放射線の問題も生じていません。

http://j-parc.jp/index.html

━ 採用情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

詳細は http://www.jaea.go.jp/saiyou/index.html をご覧下さい。

━ 調達情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

詳細は http://www.jaea.go.jp/02/2_6.shtml をご覧下さい。

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【配信希望、アドレス変更、配信停止】http://www.jaea.go.jp/14/14_0.html

【ご感想やご要望】http://www.jaea.go.jp/13/13_1form.shtml

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【発行】独立行政法人 日本原子力研究開発機構 広報部  佐田務、上野信行  ○

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