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国立研究開発法人日本原子力研究開発機構

地層処分技術に関する研究開発

 用語集

あ行/か行/さ行た行な行は行ま行や行ら行参考文献

か行

拡散
媒体中をある物質が濃度勾配を駆動力にして移動する現象。
核種
原子核の種類を示すために用いる用語。特定の原子番号,質量数,中性子数,を有する安定なエネルギー状態にあるものが一つの核種である。同じ原子番号(同数の陽子)をもち,異なる個数の中性子をもつ二種類以上の原子核がある場合,これらを同位体(同位元素)と呼ぶ。核種は,それらの同位体の一つを区別する概念としてできた用語。(→同位体)
核燃料サイクル
原子炉の運転に用いられる核物質の取得,利用,貯蔵,再処理および処分を包含する原子力発電関連の諸過程。(参考【2】から引用)
核分裂生成物
核分裂によって生成した核種。ウラン235 などが核分裂するとまったく別の物質ができるが,これらを核分裂生成物という。
核分裂生成物の例 半減期
ストロンチウム-90(90Sr) 28.5年
セシウム-137(137Cs) 30.0年
テクネチウム-99(99Tc) 21.3万年
ジルコニウム-93(93Zr) 150万年
火山フロント
日本列島に沿う火山分布域の海溝よりの縁のこと。日本列島周辺では,太平洋側の海溝から海洋プレートが日本列島の下に沈み込んでおり,日本列島における火山の分布は,これらの海溝にほぼ平行に帯状に配列している。火山分布域内では火山フロントに近いほど火山分布密度および噴出量が大きく,また,火山フロントより海溝側には火山が出現しない。
活断層
最近の地質時代に繰り返し活動し,今後も活動する可能性のある断層。活断層であるかどうかの判断の第一の目安は,近い過去に活動したかどうかであるが,近い過去をどの程度まで遡るかについては,研究者によって多少の違いがある。第2次取りまとめでは,「過去数10万年以内に活動し,今後も活動する可能性のある断層」を活断層として扱っている。
ガラス固化
再処理の過程において使用済燃料から分離される高レベル放射性廃液を,ガラス繊維と一緒に高温で加熱することにより水分を蒸発させ溶融した後,非晶質に固結(ガラス化)し,物理的・化学的に安定な形態にするプロセス。廃液はステンレス製の堅牢な容器(キャニスタ)に閉じ込められた状態でガラス固化され,人工バリアの構成要素のひとつであるガラス固化体となる。ガラス固化体は放射性物質を安定な形態に保持し,地下水に対する耐浸出性に優れることが特徴。(参考【1】から引用)
ガラス固化体
→「ガラス固化」参照
換算水量
ガラス固化体に含まれる放射性核種の放射能を規制で定められている水中の濃度限度で除すことにより規格化し,濃度限度以下になるまで希釈するのに要する水の量として表したものであり,放射線による潜在的な危険性を知る指標として用いられる。
緩衝材
オーバーパックと岩盤の間に充填し,地下水の浸入と放射性物質の溶出・移行を抑制するもの。さらに岩盤の変位を物理的に緩衝するクッションの働きや,地下水の水質を化学的に緩衝して変化を抑える働きをもつ。人工バリアの構成要素の一つ。候補材料はベントナイトなどの粘土である。
感度解析
現象を解析するモデルは,いくつかのパラメータとそれに対応する因果関係などから構成されるが,その中で支配的と考えられるパラメータ値を変化させることによって,解析結果(例えばシステムの挙動)がどの程度変動するかを定量的に調べる方法。これにより,対象とするモデルを構成するパラメータの重要度を判断することができる。(参考【1】から引用)
亀裂性媒体
岩盤中の地下水(および地下水中に含まれる物質)の移動を解析する上での岩盤の分類の1つ。岩盤中に亀裂(割れ目)が発達しており,亀裂を主要な移行経路として地下水等の動きを取扱うことができる。例:花崗岩等の結晶質岩
亀裂ネットワークモデル
亀裂(割れ目)を含む岩盤中での地下水及び物質の移行経路を表現するモデルの一つ。まず岩盤中に存在する個々の亀裂を表現するモデルを作成し,それに基づき個々の亀裂から構成されるネットワーク状の移行経路を表現するモデルを作成する。(参考【1】から引用)
キャニスタ
放射性廃棄物を収納する容器をいう。わが国では,ガラスとともに溶融・固化された高レベル放射性廃棄物の容器をいうことが多い。(→「ガラス固化」参照
掘削影響領域
→「ゆるみ域」参照
クリープ
一定の外力または応力が作用している状態で,時間の経過とともに物質(たとえば,緩衝材や岩盤等)が長期にわたって非常にゆっくりと変形していく現象。
結晶質岩
鉱物の結晶からなる岩石。マグマが冷えて固まってできた岩石(火成岩)および既存の岩石が熱や圧力によって変化してできた岩石(変成岩)を指す。地層処分において,一般に用いられる岩石分類のひとつ。緻密で硬いが,割れ目ができやすいため,亀裂性媒体として扱われる。
例:花崗岩  (⇔堆積岩)
建設・操業・閉鎖
建設は,廃棄物定置のための地下施設(地下坑道群)と地上施設を構築することを指す。操業はガラス固化体の受け入れ,廃棄体や緩衝材の搬送・定置,さらにその後に行われる処分坑道,主要坑道の埋め戻し作業を指す。閉鎖は,連絡坑道,アクセス坑道およびボーリング孔の埋め戻し,さらに地上施設の解体・撤去を指す。
工学規模
ビーカーなどを使用した実験室規模の試験と実際の岩盤などを利用した実規模試験との中間的なスケールを指す。
高レベル放射性廃棄物
再処理の過程において使用済燃料から分離される高レベル放射性廃液,またはそれをガラス固化したもの。その成分として核分裂生成物とアクチニド核種を含む。
コロイド
物質の状態を示す概念の一つで,大きさが10-6〜10-3mmの粒子が水などの液体中に浮遊し,容易に沈まない状態にあるものをコロイドという。粒子の大きさがこれよりも小さい場合は溶存状態となり,大きい場合はけんだく状態となる。(参考【1】から引用)
コロイドフィルトレーション
飽和圧縮したベントナイトが有する微細な間隙構造により,コロイド粒子がトラップされ,コロイドの透過が防止されること。
コンパートメント
生物圏構成要素を取り扱うために仮定される一定の容積を有する区画。

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