高温ガス炉ができること

超高温熱を供給 水素製造も

水素製造を可能にする
950℃の熱供給能力

高温ガス炉では高温になっても化学反応を起こさないヘリウムを活用することで、高温熱を供給することができます。
高温熱の利活用として、例えば、化学コンビナートへの供給、海水淡水化や地域暖房への利用など使い道は様々ありますが、国内では、次世代燃料である水素製造への利用を目指しています。
現在JAEAを中心に、2030年の技術確立、2050年の大量供給を目指して、茨城県大洗町でHTTR(高温工学試験研究炉)を利用した研究開発を進めています。
ここでは、高温ガス炉を利用した水素製造の仕組みをご紹介します。

  • 水素製造の仕組み

    高温ガス炉では、950℃という高い熱エネルギーを水素製造に活用することができます。
    まず、原子炉で熱せられたヘリウムを熱交換器という装置へ送り、別のヘリウムに熱を移します。高温の熱は水素製造施設へ送られ、水素を製造します。水素製造に利用した熱の残りを、発電に利用することも可能です。

    水素製造の仕組み図。原子炉で熱したヘリウム(950℃)を中間熱交換器で別系統へ移し、900℃で水素製造施設へ送り水素を作るステップを解説しています。ヘリウムは200℃で原子炉へ戻る循環構造で、発電施設から水素製造施設への電力供給もあわせて描かれています。 水素製造の仕組み図。原子炉で熱したヘリウム(950℃)を中間熱交換器で別系統へ移し、900℃で水素製造施設へ送り水素を作るステップを解説しています。ヘリウムは200℃で原子炉へ戻る循環構造で、発電施設から水素製造施設への電力供給もあわせて描かれています。
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