深地層研究計画の状況

平成25年4月の調査研究の状況

平成25年4月26日(金)更新

低アルカリ性コンクリート材料の開発 ~内空変位測定~

深度140m調査坑道や250m調査坑道では、低アルカリ性コンクリート材料に関する施工試験を行うとともに、坑道周辺の岩盤及び地下水に与える影響調査を進めています。さらにこれらの調査研究に加え、一般的に使用されるコンクリート材料と低アルカリ性コンクリート材料のそれぞれで施工した坑道の内壁面間の距離の変化(内空変位)を定期的に測定し、その測定データの比較によって低アルカリ性コンクリート材料の有用性を確認しています。写真は、250m調査坑道において専用の測定器(コンバージェンスメジャー)を用いて、坑道の内空変位測定を行っている様子です。

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平成25年4月19日(金)更新

人工バリア性能確認模型試験

4月9日から深度250m調査坑道大型試錐座(北)において、緩衝材(ベントナイト)が塩水によって浸食される現象を把握するための模型試験を開始しました。写真は、円筒状のアクリル容器の中心に圧縮成型した緩衝材を設置し、その周りを砂で充填するとともに、アクリル容器の下部から地下水を供給し、上部から地下水とともに排出される微量のベントナイト量を測定している様子です。

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平成25年4月12日(金)更新

日本原子力学会における研究成果の発表

3月26日(火)~28日(水)にかけて近畿大学東大阪キャンパスにおいて「日本原子力学会2013年春の年会」が開催されました。幌延深地層研究センターからは2名が参加し、当センターの地下施設で計画している人工バリア性能試験の計画と本試験で使用される埋め戻し材の仕様についての検討状況について発表を行い専門家との意見交換を行いました。

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平成25年4月5日(金)更新

ANDRAとの情報交換

3月25日(月)、フランスの放射性廃棄物管理機関であるANDRAの本社(パリ)において、ANDRAと日本原子力研究開発機構との協力協定に基づき、相互の研究開発の現状について情報交換を行いました。機構からは深度350m調査坑道で実施予定の人工バリア性能試験などについて紹介しました。

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これまでにご紹介した調査研究の状況

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