令和7年2月28日(金)更新
令和7年2月8日~10日にかけて、深度500mの調査坑道で、試験坑道8および試験坑道9の掘削に先立って、ボーリング調査を実施しました(写真1)。本調査では、取得したボーリングコアの観察から天然の割れ目・断層の分布状況を確認し(写真2)、また、ボーリング掘削に伴う孔内からの湧水はほとんどないことを確認しました。さらに、ボーリングコアの観察で確認した割れ目を対象とした透水試験を2月12日~16日にかけて実施しました。その結果、岩盤の透水性が低く、水を通しにくいことが分かりました。
今回の調査結果は、今後掘削を予定している試験坑道8、9の地質状況の予測、掘削時の湧水量の予測、坑道の安定性の評価、さらには周囲の水理状況の把握など、さまざまな研究活動に活用していきます。
令和7年2月7日(金)更新
幌延国際共同プロジェクト(HIP)のタスクA(物質移行試験)に関する現地会合を以下の通り実施しました。
日時:令和7年2月3日(月)14:00~17:00
令和7年2月4日(火) 9:00~13:00
場所:幌延深地層研究センター研究管理棟、250m西立坑側第1ボーリング横坑
参加機関・人数:
日本原子力研究開発機構(4名)
原子力発電環境整備機構(6名)
電力中央研究所(2名)
実施内容:
250m西立坑側第1ボーリング横坑における単孔式トレーサー試験の実施状況の確認(写真)
数値解析の進捗報告および意見交換
写真 トレーサー試験の状況確認(250m西立坑側第1ボーリング横坑)