深地層研究計画の状況

令和6年8月の調査研究の状況

令和6年8月28日(水)更新

幌延国際共同プロジェクト(HIP) タスクAに関する現地会合の実施

幌延国際共同プロジェクト(HIP)のタスクA(物質移行試験)に関する現地会合を以下の通り実施しました。

日時:令和6年8月21日(水)13:00~17:00
   令和6年8月22日(木)10:00~17:00
   令和6年8月23日(金)10:00~12:00
場所:幌延深地層研究センター研究管理棟、250m西立坑側第1ボーリング横坑
参加機関・人数:
 日本原子力研究開発機構(5名)
 原子力発電環境整備機構(1名)
 電力中央研究所    (2名)
実施内容:
 250m西立坑側第1ボーリング横坑における試験状況・資機材の確認(写真)
 原位置試験(トレーサー試験)の計画に関する意見交換

試験状況・資機材の確認(250m西立坑側第1ボーリング横坑)

写真 試験状況・資機材の確認(250m西立坑側第1ボーリング横坑)

令和6年8月9日(金)更新

国際原子力人材育成イニシアティブ事業での実習

令和6年8月5日(月)に、ANEC※1が実施している国際原子力人材育成イニシアティブ事業※2の一環として、国内外の9つの大学から18名の学生および4名の教員が、幌延深地層研究センターでの実習に参加しました。
 参加者は、はじめに幌延深地層研究センターで行っている高レベル放射性廃棄物の地層処分技術に関する研究開発の概要について説明を受けたした後、地下施設および地上の露頭※3において、弾性波トモグラフィ調査※4や地下水の水質調査、地質構造や断層などについて、解説を受けるとともに、実習を行いました(写真1~4)。
 参加者からは多くの質問があり、講師を務めたセンター職員との間で活発な議論が交わされました。
 幌延深地層研究センターは、今後も国際的な原子力人材育成に協力していきます。

参加者集合写真

写真1 参加者集合写真

地上露頭での実習

写真2 地上露頭での実習

地下施設での実習(弾性波トモグラフィ)

写真3 地下施設での実習(弾性波トモグラフィ調査)

地下施設での実習(地下水の水質調査)

写真4 地下施設での実習(地下水の水質調査)

※1 ANEC(Advanced Nuclear Education Consortium for the Future Society:未来社会に向けた先進的原子力教育コンソーシアム):国際原子力人材育成イニシアティブ事業を実施する中核組織で、北海道大学などの大学の他、高等専門学校、研究機関、民間企業、電力会社など55機関(令和5年10月現在)が参加しています(https://anec-in.com/)。

※2 国際原子力人材育成イニシアティブ事業:文部科学省による原子力分野の幅広い人材育成を目的とした補助事業です(https://jinzai-initiative.jp/)。

※3 露頭:地層や岩石などが地表に露出している場所のことです。

※4 弾性波トモグラフィ調査:地表やボーリング孔内などから人工的に地震波を発生させ、岩盤内を伝わる地震波の速度の分布図を作成することにより、岩盤の内部の状態を推定する手法です。

これまでにご紹介した調査研究の状況

Copyright(C) Japan Atomic Energy Agency. All Rights Reserved.