令和3年9月30日(木)更新
幌延深地層研究センターの望月陽人研究員らが、2019年に地下水学会誌に公表した論文「深部地下水における酸化還元電位の不確かさ評価:北海道・幌延地域を事例として」が、日本地下水学会の研究奨励賞(2019~2020年度)を受賞しました。同賞は、2年間の期間内に発行された会誌に掲載された論文のうち、将来を嘱望される35歳以下の会員もしくは準会員が筆頭著者である優れた論文に対して授与されるものです。
受賞対象論文は、幌延深地層研究センターにおいて長期にわたる水質モニタリングにより観測された酸化還元電位*1の実測値と、地下水の水質分析の結果をもとに予測された値とを比較し、酸化還元電位がどの程度の変動幅(誤差)をとりうるかを検討したものです。研究成果の蓄積が限定的である深部地下水の観測において、不確実性を含めた測定データの丁寧な解釈を行っている点が高く評価されており、社会における地層処分の信頼性向上にも資する成果であると評価されています。
※1 酸化還元電位とは
地下水の酸化還元状態を表します。酸化還元電位が低い地下水ほど、含まれる酸素が少なく還元状態であることを表します。
写真 研究奨励賞の表彰状
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