プレスリリース

試錐孔を用いたモニタリング・物理探査の開始について

平成17年6月17日
核燃料サイクル開発機構
幌延深地層研究センター

試錐孔を用いたモニタリング・物理探査の開始について

幌延深地層研究センターでは、平成17年度の調査研究計画に基づき、幌延町内において試錐孔を用いたモニタリング技術の適用性確認、物理探査を行いますのでお知らせいたします。

1.試錐孔を用いたモニタリング技術の適用性確認
試錐孔を用いたモニタリング技術開発の一環として、当センターが所有する地下水採水装置を用い、平成16年度に掘削したHDB-10孔において地下水の採取を行います。採水にあたり、事前に地下水が出ている深度の確認作業(フローメータ検層など)を実施します。採取した地下水は水質の分析を行い、地下施設建設前の水質分布状況の確認、地下水の形成過程や水質の三次元的な分布を評価するために役立てます。

・期間: 6月20日頃から6月30日頃までの予定

2.物理探査(電気探査)
これまでの研究で大曲断層が推定されている場所において、地表からの位置の把握や周辺の情報を得るために電気探査を実施します。電気探査とは、地表から電気を流し、それを別のところで測定することにより、地下の様子を調べる方法です。(北進地区の道道沿いで実施します)

・期間: 6月20日頃から7月1日頃までの予定

3.参考資料
作業実施場所及び作業の例(PDF形式)

以上

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