地下施設工事に伴い発生する排水は、事前にボーリング孔から採取した地下水の水質分析においてほう素やアンモニアが比較的高い値で検出されており、掘削する坑道から出てくる地下水にもこれらの元素が多く含まれている可能性があります。このため排水処理(濁水処理、脱ほう素処理、脱窒素処理)を適切に行った後に天塩川に放流することとしております。
現在、排水管路を施工中であり、天塩川への排水の放流はまだ行っておりませんが、天塩川における排水放流前の水質確認のため、放流口付近において水質調査を行っております。自主的に定めた水質調査のサンプリング位置及び水質調査項目は以下のとおりです。
平成18年度 水質調査結果
【水質調査位置図】
水質調査項目 | ||
項目 | 分析方法 | 測定頻度 |
pH | JIS K 0102 12.1 | 自主的サンプリング 6~11月 1回/月 |
生物化学的酸素要求量(BOD) | JIS K 0102 21 | |
浮遊物質量(SS) | JIS K 0102 14 | |
全窒素 | JIS K 0102 45 | |
全アンモニア | JIS K 0102 42 | |
全リン | JIS K 0102 46.3 | |
油分(鉱油類) | JIS K 0102 24 | |
ほう素 | JIS K 0102 47 | |
透視度 | JIS K 0102 9 | |
大腸菌群数 | JIS K 0102 72.3 |