第8章 「ふげん」における運転・保守技術の高度化

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格納処理を行う。データ収集システムからFDASデータサーバの受信ファイルは、ファイル転送(FTP:File Transfer Protocol)またはソケット通信で格納され、異常データ及び試験データは、生データ(バイナリー形式)を工業値変換する。変換後、命名規約に基づいてファイル名を付加し、保存・登録する。定常データ(定常1分、定常1時間、プロコン1分、プロコン1時間、プロコンアワリーログ等)は、データ収集システムで工業値変換されているため、データの欠測状況を確認して保存・登録する。
 FDASデータサーバは、約350GBのハードディスク
装置(信頼性向上のためにミラーリングで使用)を内蔵しており、「ふげん」の運転開始以来のデータを格納している。データサーバの格納容量は、定常データ(定常1分データ)で約30年分の容量を有している。FDASサーバのファイル容量を図8.4.28に示す。
)格納ファイル利用機能
 FDASサーバに格納されている各種データは、LANに接続されたパソコンのWeb画面より検索・抽出を行い、グラフ表示やCSVデータとしてパソコンにダウンロードして利用が可能となっている。
 また、FDASデータサーバ自身も一括処理するも

図8.4.28 FDASデータサーバファイル容量

8.4.29 異常データ表示(例)


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