第8章 「ふげん」における運転・保守技術の高度化![]() |
第 8 章 |
入力信号)のデータをサンプリング周期0.1秒で読込む機能を有する。また、LAN(Local Area Network)を介して、プロコン及びリモートPIOからのデータを周期的に受信している。これらのデータは、目的別(異常データ、試験データ、定常データ等)に0.1秒、1分または1時間のサンプリング周期で保存される。この他、収集データ及び保存データは、配信機能によりLANを介してデータ蓄積・解析システム、FDAS-PC等に定期的または任意に配信され、蓄積・保存または画像処理される。
![]() パソコン及び構内ネットワーク(LAN)を利用して、遠隔地での入力点の追加増設を容易にするため、データ収集・伝送を行う機能である。2001年度に、パソコンと構内PHSを利用した可搬型PIO機能も付加し、構内のほぼ全域でデータ収集を行うことが可能となった。 ![]() 当初、運転管理用計算機の大容量磁気ディスク、日本語ラインプリンター、グラフィックディスプレイ装置等からなり、データベースソフトによる大量のデータの蓄積、管理と図形処理プログラムによる迅速な解析が可能であった。 その後、UNIXサーバに移行し、イントラネット |
(Web)からのデータ利用及びより迅速な処理並びに大容量記憶装置による長期間のプラントデータ蓄積が可能となった。
![]() リアルタイムに収集しているプラントデータ及びデータ収集システムに一時保管されている異常・試験データ及び定常データ(定常1分、1時間、プロコン1分、1時間等)について、約18か月分のプラントデータとして各自のパソコンで表示できる機能である。表示方法は、主にトレンド・グラフであるが、プラントの運転・監視がしやすいようにグラフィカルな表示も可能である。また、構内はもとよりWAN(Wide Area Network)により他事業所においても利用可能となっている。 ![]() 福井県が行っている 「県テレメータ・システム」に、「ふげん」の運転データを提供するための機能である。FDASで収集している入力点から指定されたデータのみを、1分ごとに敦賀本部の原子力安全テレメータ計算機システムを経由して「県テレメータ・システム」に伝送している。 (3)各システムの機能 ![]() データ収集システムは、本装置のプロセス入力装置(システムとして最大アナログ入力:888点、デ |
図8.4.25 データ収集システム構成図
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