第8章 「ふげん」における運転・保守技術の高度化![]() |
第 8 章 |
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図8.3.23 系統化学除染全体系統構成
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る。これら除染設備を含めた系統化学除染全体の系統構成概略を図8.3.23に示す。 系統構成にあたっては、仮設設備を極力少なくし、既存の設備をできるだけ利用することを基本とした。余熱除去系(RHR)の熱交換器は、蒸気を通気することにより、加熱器として昇温に利用し、浄化のための樹脂塔は、原子炉冷却材浄化系(CUW)の脱塩器を使用した。仮設設備として、次の設備を設置した。除染ループに除染剤注入設備として補助ポンプ、加熱器及び除染剤注入装置、原子炉冷却材浄化系に除染剤分解設備として触媒塔及び分解剤注入装置並びに蒸気ドラムに分解ガス処理用として気体廃棄物処理装置を設置した。 除染作業は、図8.3.24に示すフローに従って進めた。 ![]() ( ![]() 除染工程の状態把握及び各工程の終了判定を行うため、サンプリング場所、頻度、分析測定項目を定めて水質測定を行った。測定項目は、管理用分析項目と参考用分析項目に分け、管理用分析項目は、各除染工程の状態を把握するため優先的に分析し、結果を除染の工程管理に反映した。参考用分析項目は、金属、放射能除去量等の評価に使用した。 ( ![]() 除染の進行状況や系統内における局所的な線量当量率の上昇の有無を監視するため、図8.3.25に示す無線式シリコン半導体検出器システム(無線式エリ |
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