40%となっている。 これまでの照射後試験の結果は、次のとおりであり、圧力管の材料特性は、設計範囲を満足し、その健全性が確認されている。 ()引張り強さは、照射初期に20〜30%の増加があったが、その後はほぼ一定の値を示している。 ()破壊靭性値室温は、照射初期に暫減しているが、照射が進むにつれて低下傾向は止まり、照射量増加による影響はあまり見られない。 ()水素吸収量は、照射初期に約30ppmに上昇しているが、その後は、ほぼ30ppm程度で安定しており、設計予測値7ppm/年(最大211ppm)に比べて約1/7であり、良好であった。 ()浸食深さは、照射日数の増加により増加する傾向を示しているが、第5回取り出しの試験片の腐食量は、設計値の1/10程度であり、設計値に対して十分余裕を持っている。 第5回照射後試験結果を表8.1.6、照射後試験結果と照射量の関係を図8.1.21〜24に示す。