第6章 「ふげん」の運転実績

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ァルト固化体を製作し、固体廃棄物貯蔵庫に貯蔵保管している。
 また、雑固体廃棄物のうち可燃性のものは、平成14年度末までに、約750ton焼却し、焼却灰が、ドラム缶で173本発生した。なお、焼却灰の安定化処理は、実施しておらず、焼却灰は、ドラム缶で固体廃棄物貯蔵庫に貯蔵保管している。
 使用済イオン交換樹脂等の年度別貯蔵実績を図6.1.70に示す。
 原子炉施設内の貯蔵タンクに貯蔵し、保管している使用済イオン交換樹脂等の貯蔵量は、原子炉の運転とともに増加しており、平成元(1989)年度に、使用済イオン交換樹脂貯蔵タンクを増設し、貯蔵容
量を確保している。平成14(2002)年度末、使用済イオン交換樹脂及びフィルタスラッジの貯蔵タンクにおける貯蔵量は、約200m3である。
 使用済イオン交換樹脂については、処分を考慮して減容・安定化処理方法の検討を進めてきており、処理装置の導入を計画している。減容・安定化処理方法として、「減圧酸素プラズマ法」の検討を進めている。この方法は、減圧酸素雰囲気中で使用済イオン交換樹脂(廃樹脂)を穏やかに酸化・分解するもので、高周波誘導結合プラズマで活性化された酸素により熱分解ガスを効率良く酸化し、廃樹脂を灰化して減容する方法である。本処理方法に基づく装置の概略を図6.1.71に示す。


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