第6章 「ふげん」の運転実績![]() |
第 6 章 |
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図6.1.6 計画外停止回数の年度推移 |
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図6.1.7 計画外停止回数推移(5年ごと) |
耐応力腐食割れに優れた材料に取り替えるとともに、燃料交換装置については、装置内へのクラッドの浸入防止対策等の種々の対策を実施した。また、計測制御系等設備についても、その都度、水平展開を図って検討し、同様事象によるトラブルの再発防止に努めた。 平成元年度以降の主要なトラブルは、製作、施工不完全に起因した設備の故障や原子炉自動停止、ヒューマンエラーに起因した原子炉自動停止であった。これらについては、タービン制御系(EHC)をディジタル三重化とし、信頼性向上を図るとともに、不具合が発生した部位の形状、材質変更を行った。また、ヒューマンエラー再発防止対策として、所内にヒューマンエラー防止に取組む組織を設置し、再発防止活動の充実を図った。 |
![]() 近年の報告件数をみた場合、平成3(1991)年度、平成9(1997)年度及び平成11年度に通達に基づく報告件数が増加した。これは、いずれも設備不備(製作不完全、施工不完全)によるものであった。また、平成9年度の3件のうち、2件は、圧力管検査装置の不備による原子炉冷却材の漏えいとRI施設である「重水精製装置」におけるブレードホースからの重水の微小漏えいである。また、平成11年度の2件のうち、1件は、「重水精製装置」における重 |
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