(2) 保守管理システム

  保守管理システムは、「ふげん」の運転・保守実績をデータベースとして、共有化や各種管理システムのネットワーク化を図り、保守管理業務の省力化や信頼性向上、ATR開発に有用なデータを収集するために開発された総合的な計算機システムです。本

システムの開発は、昭和54年に着手し、今日までに各種管理システムの運用を開始したほか、現在でも最新の計算機利用技術を取り入れアイソレーション(系統隔離)管理に適用するなどシステムの高度化を図っています。



保守管理システムの構成

 (3) プラントデータ収集システム

  プラントデータ収集システムは、「ふげん」の起動試験時のプラントプロセスデータを採取する目的で設置され、その後、システムの拡充や改良、近代化を重ね、現在ではプラント運転データやプロセス計算

機データなど大量なデータの取扱いが可能となっています。特にデータの処理機能や表示機能が充実し、利用者へ分かり易いデータの提供が可能となったほか、プラントの異常の早期発見、過渡変化時のプラント挙動の解析などに威力を発揮しています。



「ふげん」データ収集システム概念