■□■  JAEAメールマガジン   2016.10.28No.443

 

-…-…*今週の一押し…-…-…-…-…-

中性子回折による金属材料の集合組織高速測定システムを開発、J-PARC内の茨城県材
料構造解析装置iMATERIAで世界最速レベルの技術を確立

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Contents

┣【1】 トピックス

┣【2】 広報誌情報

┣【3】 イベント情報

┗【4】 その他の情報

 

…-…-…-…-トピックス…-…-…-…-

 

\中性子回折による金属材料の集合組織高速測定システムを開発、J-PARC内の茨城県材
料構造解析装置iMATERIAで世界最速レベルの技術を確立/

【物質科学研究センター】

原子力機構は、茨城大学、茨城県及び日本冶金工業株式会社との共同研究において、中
性子回折によって金属材料の集合組織を高速に測定できるシステムを開発しました。通常、
金属の集合組織や相分率を捉えるには試料を回転させて測定を繰り返さなければなりま
せんが、今回の研究では1回の中性子線照射だけで、定量的に、かつ数分という短時間の
測定で求めることができるようになりました。これは大強度陽子加速器施設・J-PARC(茨
城県東海村)に茨城県が設置した「茨城県材料構造解析装置(iMATERIA)」を用いて確立
した技術で、試料を回転させる必要のない本方法は、金属材料の集合組織を測定するシ
ステムとしては世界最速のレベルであるといえます。

http://www.jaea.go.jp/02/press2016/p16102701/

 

JAEAチャンネル Project JAEA「青森研究開発センター」を公開/

【広報部・青森研究開発センター】

青森県むつ市には原子力機構青森研究開発センターの関根施設と大湊施設があります。

関根施設は、原子力船「むつ」の点検さらには実験航海を終了して帰港した場所となりまし
た。現在では「むつ」の原子炉施設の廃止措置をおこなっています。一方、大湊施設は、
「むつ」が回航した港として始まりました。現在では、地球環境中に存在する極微量の放射
性核種等を、世界最高レベルの精度で測定することができる加速器質量分析装置(AMS
を用いて、地球科学、生命科学、考古学など様々な分野における試料等の分析及び分析
技術の開発を行っています。これらの事業について、原子力船「むつ」乗組員としての経験
もある薮内所長や、AMSによる測定を行う技術者へのインタビューを交えてご紹介します。

http://www.jaea.go.jp/atomic_portal/jaea_channel/29/

 

\原子力機構週報(1022日~1028)

http://www.jaea.go.jp/02/press2016/p16102801/

 

…-…-…-…-広報誌情報…-…-…-…-

 

\地層研ニュース 10月号/

【東濃地科学センター】

「平成28年度 地層科学研究 情報・意見交換会を開催」ほか。

http://www.jaea.go.jp/04/tono/miu_news/tisouken_news2810.pdf

 

ISCNニューズレター  No.235

【核不拡散・核セキュリティ総合支援センター】

「国際原子力機関(IAEA)第60回総会について」、「原子力発電所のサボタージュ防護設計
のために」、「マレーシアにおける原子力安全及び核セキュリティ・マネジメントコースへの
協力」ほか。

http://www.jaea.go.jp/04/iscn/nnp_news/0235.html

 

★―…‥・…‥イベント情報…‥・…‥・―★

 

\サイエンスアゴラ2016に出展/

【広報部・福島研究開発部門】

113日から6日の4日間、東京・お台場地域で開催されるサイエンスアゴラ2016に出展しま
す。同イベントは「震災復興5年」をテーマの1つとしており、原子力機構は日本科学未来館
内にブースを設け、これまでに福島復興へ向けて取り組んできたこと、そして、これからの
取組についてパネルや動画を用いて紹介します。また、遠隔操作で放射線測定を行う小型
無人飛行機(ドローン)など、普段間近で見る機会のない実機の展示を行う予定です。ぜひ
お立ち寄りください。

http://www.jst.go.jp/csc/scienceagora/

 

\事故廃棄物の安全管理に関する研究カンファレンス(RCWM2016)/

【福島研究開発部門】

117日に事故廃棄物の安全管理に関する研究カンファレンスを開催します。廃炉国際共
同研究センター(CLADS)では、廃止措置の加速化や人材育成に資するため、国内外の研
究協力を進めています。本カンファレンスは、福島事故廃棄物の現状と各国の放射性廃棄
物管理に関する経験を共有する専門家が会して意見交換を行い、研究を活発化させること
を目的としていますので、興味のある方は是非ご参加ください。詳細は下記URLをご覧くだ
さい。

http://fukushima.jaea.go.jp/initiatives/cat05/RCWM2016.html

 

\第11回原子力機構報告会/

118日、有楽町朝日ホールにて開催する第11回原子力機構報告会の申込受付を開始
しました。
最近の主な研究開発成果及び事業の進捗状況についてご報告させていただ
くほか、「我が国の将来を担う原子力技術と人材」をテーマにパネルディスカッションを
予定しております。皆様のご来場をお待ちしています。

http://www.jaea.go.jp/jaea-houkoku11/

 

\東濃地科学センター「サイエンスカフェ」/

【東濃地科学センター】

1119日に、瑞浪市地域交流センター「ときわ」にて、「瑞浪の大地のおいたち」と題して、
サイエンスカフェを開催します。太古から現在までの瑞浪の地層の形成過程について、第
一線で活躍中の研究者がわかりやすく解説いたします。参加は無料です。お電話にてお申
込みください。

http://www.jaea.go.jp/04/tono/topics/topics1610_1/scienceCafe20161119_20170318.pdf

 

\平成28年度安全研究センター報告会/

【安全研究センター】

1122日、富士ソフトアキバプラザにて、平成28年度安全研究センター報告会を開催し
ます。詳細は下記URLをご覧ください。

http://www.jaea.go.jp/04/anzen/archives_seikahoukoku/h28/annai.pdf

 

\原子力平和利用と核不拡散・核セキュリティに係る国際フォーラム/

【核不拡散・核セキュリティ総合支援センター】

原子力機構は、1129日、原子力平和利用の推進に不可欠な核不拡散・核セキュリティ
に関する理解の増進を目的として国際フォーラムを開催します。本フォーラムでは、核セキ
ュリティ強化のモメンタムを維持していくための具体的な方策や、アジア地域の核セキュリ
ティ強化に関し、相手国や組織のニーズに合致した効果的な人材育成・能力構築支援
COE
の活動方策などについて議論いたしますので、是非ご参加ください。詳細は下記URL
をご覧ください。

http://www.jaea.go.jp/04/iscn/activity/2016-11-29/announce.html

 

…-…-…-…-その他の情報…-…-…-…-

 

\平成28年度「大学等への公開特別講座」/

原子力機構では、全国の大学や大学院、高等専門学校に当機構の研究者や技術者を講
師として派遣しています。理工系だけでなく、文系や高等専門学校の方々にも受講してい
ただける講座を準備しています。

お申込みや講演テーマの一覧については、下記HPをご覧ください。

http://www.jaea.go.jp/kouza/

 

\平成28年度 防災業務関係者自らの放射線防護研修/

【原子力緊急時支援・研修センター】

国及び地方公共団体など原子力災害対策を行う公的機関への支援の一環として、防災業
務関係者自らが活動時に放射線被ばくや汚染を防護するための基礎研修を行っています。
今年度分の集合研修はすべて終了しましたが、団体研修のお申込みは随時受付けていま
す。

詳しくは下記HPをご覧ください。

http://www.jaea.go.jp/04/shien/training_j.html

 

\技術習得や国内研修を支援しています/

【原子力人材育成センター】

原子力機構では、原子力に関する技術を習得するためのさまざまな研修を実施しています。
入門的なコースから、原子力機構の施設や設備を使って本格的な実習を行うものまで、さ
まざまなコースがあります。詳しくは下記HPをご覧ください。

http://nutec.jaea.go.jp/application_training.php

 

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https://twitter.com/jaea_japan

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