■□■ JAEAメールマガジン 2016.02.26/No.410
-…-…*今週の一押し*…-…-…-…-…-
コラム 役員からひとこと
「核燃料サイクルはエネルギー問題を解決する有力な選択肢であり、『もんじゅ』はその中核
技術です」
(理事 青砥 紀身)
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◆ Contents ◆
┃
┣【1】 トピックス
┣【2】 広報誌情報
┣【3】 イベント情報
┣【4】 その他の情報
┗【5】 コラム(役員からひとこと)
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\30年来不明であった光触媒TiO2(酸化チタン)表面の構造が明らかに/
【先端基礎研究センター・量子ビーム応用研究センター】
TiO2は「チタニア」または「酸化チタン」と呼ばれ、汚染除去や殺菌、太陽電池などの触媒と
して実用化されています。このような固体触媒をさらに応用する上で必要な反応性や反応
機構の解明には、触媒機能が発現する最表面の構造、すなわち原子配置の知識が重要
になります。
この超周期構造表面は、起伏に富んだ複雑さから詳細な原子配置を決めることは難しく、
30年来、数多くの異なる構造モデルが提案され、どれが正しいのか決着がついていません
でした。
本研究では、「全反射高速陽電子回折(TRHEPD)法」を用いて表面の構造を明らかにし、
長年の論争に決着をつけました。
今回、この表面の詳細な原子配置が解明されたことで、表面の触媒特性の理解や応用研
究に弾みがつくと期待されます。
http://www.jaea.go.jp/02/press2015/p16022401/
\原子力機構週報(2月20日~2月26日)/
http://www.jaea.go.jp/02/press2015/p16022601/
…-…-…-…-広報誌情報…-…-…-…-
\地層研ニュース 2月号/
【東濃地科学センター】
「『き』業展に参加 原子力機構の技術を地域に発信」ほか。
http://www.jaea.go.jp/04/tono/miu_news/tisouken_news2802.pdf
\広報誌「にんぎょうとうげ」第75号/
【人形峠環境技術センター】
「平成28年 年頭ご挨拶」ほか。
http://www.jaea.go.jp/04/zningyo/kouhoushi/pdf/75.pdf
★―…‥・…‥イベント情報…‥・…‥・―★
\第30回東濃地科学センターセミナー/
【東濃地科学センター】
3月5日に、瑞浪市地域交流センター「ときわ」にて東濃地科学センターセミナーを開催しま
す。講師に名古屋大学特任助教の中先生をお招きし「謎多きニュートリノの世界」と題して
ご講演いただきます。ご参加をお待ちしております。
http://www.jaea.go.jp/04/tono/topics/topics1602_1/
\サイエンスカフェを開催/
【那珂核融合研究所】
3月12日に那珂市立図書館にてサイエンスカフェを開催します。
今回は、カフェで小さな稲妻を作り、放電に親しみながら、核融合に使われている放電につ
いてお話しします。
先着順となっておりますので、参加ご希望の方はお早めにお申込みください。
http://www.naka.jaea.go.jp/etc/outreach.html
\2015年度量子ビームサイエンスフェスタを開催/
【J-PARCセンター】
3月15日~16日につくば国際会議場で、KEK物質構造科学研究所等と合同で2015年度
量子ビームサイエンスフェスタを開催します。各施設における成果発表の場であるだけで
なく、異なるプローブを用いる研究者間の交流の場となることを目的としています。
詳細が決まり次第、随時HPでお知らせします。
http://j-parc.jp/symposium/festa2015/index.html
New! \サイエンスカフェを開催/
【東海管理センター】
3月19日に東海村産業・情報プラザ(旧リコッティ)にて、サイエンスカフェを開催します。
今回のタイトルは「魅力度ランキング最下位ってホント!? ~中性子で探る生命の謎から食
文化まで、魅力いっぱいの茨城~」です。
先着順となっております。参加ご希望の方は、3月14日までにお申込みください。
http://www.jaea.go.jp/04/tokai/science_cafe.html
New! \地下を体験する見学会/
【瑞浪超深地層研究所】
地下を体験する見学会を毎月開催しています。参加は無料です。
3月の見学会は26日です。3月22日までにお申込みください。
http://www.jaea.go.jp/04/tono/kengaku/kengaku_miu2.html
\第15回X線レーザー国際会議/
【量子ビーム応用研究センター】
5月22日~27日に奈良春日野国際フォーラムにて、「The
15th International Conference
on X-Ray Lasers」を関西光科学研究所、原子力機構及び光産業創生大学院大学の主催
で開催します。
http://wwwapr.kansai.jaea.go.jp/icxrl2016/ 〔英文サイトへ〕
…-…-…-…-その他の情報…-…-…-…-
\平成28年度成果展開事業開発提案の募集について/
【研究連携成果展開部】
原子力機構では、平成27年度成果展開事業において震災対応テーマ3件と一般対応テ
ーマ1件を採択しました。平成28年度も継続して、それぞれについて募集を行います。こ
の事業は、これまで原子力機構が行ってきた研究開発成果の中で生まれた特許・実用新
案等を、新商品開発を希望する企業等に使用していただき、実用化共同研究開発を推進
することにより、その成果を社会還元するものです。詳しくは下記URLをご覧ください。
http://sangaku.jaea.go.jp/4-information/2015/info160125.html
\大学や高専への講師派遣/
原子力機構では、全国の大学や大学院、高等専門学校に当機構の研究者や技術者を講
師として派遣しています。理工系だけでなく、文系や高等専門学校の方々にも受講してい
ただける講座を準備しています。
…-…-…-…-コラム…-…-…-…-
「核燃料サイクルはエネルギー問題を解決する有力な選択肢であり、『もんじゅ』はその
中核技術です」
(理事 青砥 紀身)
「もんじゅ」に携わっている私たちはまず、なすべき課題をこなしていくことで社会からの期
待に応えなければなりません。同時に、自らが到達している状況や成果や意義についても、
積極的に発信していくことが必要だと考えます。
なお、「もんじゅ」は一次系の機器を原子炉容器と分けて配管で繋ぐ「ループ型」を採用して
いますが、これは、全交流電源喪失が起こった場合に空冷の自然循環がより円滑にできる
能力が優れている特徴があります。日本がこれを選択したのは耐震性に配慮したためで、こ
のタイプで発電設備がある高速炉は、世界でもここしかありません。そこから得られるデータ
はとても貴重です。
また、エネルギー需給は将来、ひっ迫していくことは避けられないと思います。この国の将
来を考えた時に、私たちがエネルギー問題を解決する有力な選択肢を持つということは、と
ても重要です。「もんじゅ」は、その中核となる技術であり、そのためにも私たちは、なすべきこ
とに誠実かつ全力で取り組んでいきたいと思っています。
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