平成20年10月6日
独立行政法人日本原子力研究開発機構

「第10回OECD/NEAアクチノイドと核分裂生成物の分離変換技術情報交換会議」を日本で開催
−分離変換技術の科学的基盤から開発戦略まで幅広い分野について討議−

独立行政法人日本原子力研究開発機構(理事長 岡ア 俊雄)は、経済協力開発機構/原子力機関(OECD/NEA)と「第10回アクチノイドと核分裂生成物の分離変換技術情報交換会議」を共催いたしますのでお知らせします。

1.趣旨

アクチノイド及び核分裂生成物の分離変換は、放射性廃棄物の発生量及び毒性低減化に有効な技術として、日仏をはじめ世界各国が戦略的かつ精力的に研究開発を進めています。

一方、OECD/NEAを中心に関係国及び機関の研究者・専門家が集まり、廃棄物量低減化と経済性向上を考慮した次世代核燃料サイクルへの分離変換の統合などの課題解決に向け、科学的基盤から開発戦略に至る情報交換会議が1990年から2年ごとに日本、フランス、米国等で開催されています。わが国は第1回、第4回と過去に2回開催して中心的役割を果たしてきており、今回の会議開催で最多の3回目となります。

今回の会議では、分離変換技術の議論に加え、核燃料サイクル戦略及び将来の高速炉への移行シナリオに焦点を当てて「廃棄物管理及び地層処分への分離変換のインパクト」、「核変換燃料」、「分離技術及び廃棄物管理」、「材料」、「核破砕ターゲット及び冷却材」、「核変換物理実験及び核データ」、「核変換システムの設計・安全性」及び「移行シナリオと核燃料サイクル」などの検討、議論及び情報交換を行います。

2.会議概要

(1)開催日:
平成20年10月7日(火)〜9日(木) (事前登録・申込不要)
(2)会場:
ホテルレイクビュー水戸(茨城県水戸市宮町1-6-1)
(3)主催:
経済協力開発機構/原子力機関(OECD/NEA)・独立行政法人日本原子力研究開発機構
(4)規模:
参加国数;14カ国、参加者数:約150名(うち日本人約60名)、発表件数;122件
(5)内容:
(以下のとおり)
@10月7日(火)(9:00〜17:30)
     特別セッション:燃料サイクル戦略及び移行シナリオ
     セッションI:廃棄物管理及び地層処分への分離変換のインパクト
A10月8日(水)(9:00〜17:30)
     セッションII:核変換燃料及びターゲット
     セッションIII:分離技術及び廃棄物管理
     ポスター・セッション
B10月9日(木)(9:00〜17:30)
     セッションIV:材料、核破砕ターゲット及び冷却材
     セッションV:核変換物理実験及び核データ
     セッションVI:核変換システムの設計、性能及び安全性
(6)その他:
参加費無料、英語のみ

以上


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